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2018年5月1日火曜日

ウェルカムバック、チャールストン!?① ~サウスカロライナ・チャールストン5日目③






飛行機に乗り込み、あとは出発を待つだけ。
帰りの乗り継ぎは行きと違って入国審査がない分、かなりスムーズ。電車の乗り換えと大差ないくらいで、去年、シカゴのオヘア空港での乗り継ぎもターミナルは違えど、気楽なものでした。

ダラスでも skylink でのターミナル移動は必要だろうけれど、3時間以上間が空いているし余裕だな。

今回の旅、なにもかもが順調で、確かにマウントプレザントでバス来ないよぅ事件はありましたが、笑、、それでもいつもに比べれば格別に順調。
しいて言えば、今座っている席が3人席のど真ん中って、、くらいなもの。


しばらくすると、スマホに入れてあった航空会社のアプリから遅延のお知らせが来ました。

15分くらいか。荷物の積み込みでも遅れているのかな。

またお知らせが来ました。
んん??

最悪2時間出発が遅れたとしても乗り継ぎには余裕があるので安心しきっていると、またお知らせが。

ちょっと待てよ。。

機内もざわつき始め、CAさんが出発の遅れる旨案内しています。
身の回りの荷物をまとめて出ていく人も多数。

あれれ、ちょっと状況が変わってきたぞ。あんなに出ていくということは、私も出ていく方がいいのかな、、でも2時間半経つまではここに座っていよう。それまでには出発するだろう。


ピピピ。また来ました、delay のお知らせ。

CAさんに状況を聞きに行く人も出てきました。

そのうちCAさん、私たちも状況はよく分からないけれど、機材のトラブルで少々出発が遅れるようです、とアナウンス。
本格的に遅れるのか、水とお菓子を配り始めました。

残った乗客たちは次々手を伸ばし、楽しそうにさえ見受けられました。

成田への乗り継ぎのある私としては心中穏やかでなく、水だけは確保、お菓子なんて喉通りません。笑


隣の席の女の子がCAさんに、
「お酒はないの~?♪」
「このコったら何言ってるのよぅ♪」
茶目っ気たっぷりの男性CAさん。アグリー・ベティのマーク似で手ぶりもそっくり。
いいね、あなたたち、そんな余裕があって。。。


「そろそろ出発できそうです!」
アジア系CAさんのアナウンスににわかに沸き上がる拍手。
さきほど出て行った乗客たちが一斉に戻ってきました。


ホントかな~。。。


技術者風のスタッフがコックピットを慌ただしく行ったり来たり。
どう見ても出発できそうな気配、ゼロ。
戻ってきた乗客たちも結局席に戻って座らされているだけ。

「自分の席に座ってください。今、乗客名簿と確認していますから」


私の隣のおじさんは帰ってきません。おじさんの窓側席に移ろうかと思っていましたが、なるほど、ダメなのね。
やはり状況に変化はなく、さきほどの俄か喜びはなんだったんだろう。。そろそろ本当に乗り継ぎは無理。


立ち上がり、さきほどのアジア系CAさんに近寄り、
「ダラスで成田便に乗り継がなければいけないの。この時間なんだけど、間に合うのかしら??」
「私たちもいっさい情報もらっていないので何とも言えないわ」「降りるかそのまま待っているか、あなたの判断ね」

そ、そうよね。。。

スゴスゴ席に戻りました。
再び荷物を持って出ていく乗客が出始めました。


3時間は経ったでしょうか?乗り継ぎは完璧に無理、と諦めきってどうしようもない時を過ごし、もうこのまま居座ってやる!と固く誓ったその時、
「飛行機から降りてください」

えええ?!?!?


私、どうなっちゃうの??
降りてどうなるの?振り替えてくれるの?それにしたって成田便は??
ダラスでホテルに泊まるの?ダラス情報ないよ。あ、空港に直結のホテルをそういえば来る時に見かけたな。グランドハイアットだったっけ?

急いでヒルトンのサイトにアクセス、アカウント取得。笑

レンタルwifi ルーターの契約ってどうなるんだろう?通信を突然にブチっと切られたら。。いや、自分のスマホのモバイルネットワークが使えるか。。海外で使えるようにする設定どうやるんだっけ??あとでレンタル会社にも連絡しなきゃ。

あ、チケットの振り替えができず、自分で手配することになったとしたら、片道だと確か高額、、旅行保険でカバーされるのかな??

心配事が一気に押し寄せます。

いや、まずその前に、降りてどこ行けばいいんだろう?預けたチョコチップバッグは??


もうこれは1人で対処、無理だな、と思った時に、
数列前に着席していた日本人男性のところへ、トコトコトコ。。


実は搭乗口でお見かけしていて、珍しいな、チャールストンのダウンタウンで一度も見かけなかった日本人が、と思っており、
搭乗の際、着席していたその方の横を通り過ぎる時、日本語の小説を読んでいらっしゃるのが見えていたのです。


「すみません、、日本人の方でいらっしゃいますか」「私、英語が得意でなくてどうしたらいいものか、、一緒に居させていただいてよろしいでしょうか」
「どうぞどうぞ」

ビジネスでチャールストンを訪れていたその男性はアメリカ在住、アメリカ人同僚と日本から出張でやってきた2人の4人グループ。
なんとこれは心強い!!!
1週間ほどの滞在で全く喋らなかった日本語が、安堵から、一気に口をついて流れ出てきます。

そういえば、離陸前に一度切った wifi を再度繋ごうとスマホを見た時に、imotowifiと表示されていたのは出張でいらしていた方のルーターだったのか!
私は別会社、イモトのワイファイではなかったので、あれ?日本人がいるな、と思っていたのです。

突然近寄ってきた怪しい日本人女性の私、しかもほぼノーメイクのやつれ顔。笑
こういうとき、どんなときでもきちんとしていなければダメだな、と反省。


とりあえず飛行機から降り、次の便に振り替えられることに。
ちんぷんかんぷんの私の分も、その男性ビジネスマンの方々が全て手配して下さいました。
私の預けた荷物はどうやらそちらの便にきちんと積み直しされるよう。


「昼食をとりに一度外に出ることにしますけれど、一緒に行かれますか?」
「行きます行きます行きます!!」

空港で1人になっても不安いっぱい、対処不可。笑
どこでもついて行きます、行かせてください。笑