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いつからでも好きな時に参加できるスタイルの【本科】クラスでは、
新規の生徒様を募集しております。
ご入会、体験レッスンは随時受け付けておりますので、
HPの contact よりお申込み・お問合せください。 皆さまのご参加をお待ちしております!



※2020年2月から新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、教室でのクラス開講は見送っております。
現況下では、実教室でのクラス開催は2021年春以降になるのではと考えております。

現在、現生徒様向けにウェブクラスを開講しており、
初めてのかたにもご参加いただけるよう、ウェブ体制を整えております。
スタートの折にはブログ、HP、インスタでご案内いたします。
楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。

2019年6月10日月曜日

アシュビル1日目⑦ ~チェックイン!




はーー、ホテル、やっと着いたーーー!!!

「すみません、予約していた〇〇です」
「あ、お待ちしてました!大変でしたね!シカゴで飛行機が遅れたんですよね!」
「そうなんです、でも今日中に着けましたー」

この人がチャットで応対してくれた人かな?
白く明るいレセプションには女性が3人、笑顔で私を迎えてくれています。

「えと、予約番号が、、、」
と、私の旅ファイルからプリントアウトしたホテルからの確認メールを取りだすと、
「あら、これいいですね!間違いないし、見やすいし」
「アハハ、そう、長い予約番号言うの大変だからこの方がいいかと思って」
「うん、これいいですよ!」

「日本からいらしたんですね?」
「はい、東京から」

「私、takayamaにいたんです」
応対してくれている女性の隣のメガネをかけた女性が会話に加わりました。

「takayama?たかやま、、高山、、、飛騨高山?」
「そうです!飛騨高山の学校で英語を教えていたんです!」
「ええーーー!!」

大都市でもないアシュビルで、
さっきの富士山に登った運転手さんといい、
このレセプショニストさんといい!

いやもう聞きたいこと、話したいこといっぱいあるけど、
うまく話せず、ええーー!の後の言葉が続かず。笑
しかも彼女からちっとも日本語が出てこないところを見ると、
そんなに長期で滞在していなかったのかな?
それとも私が英語で一生懸命話しているから、エチケットとして英語で話してくれているのかな?

すると、チェックインの手続きをしてくれていた女性が、
「はい、お部屋のご用意ができましたよ。
なにかリクエストなどございますか?」

レセプショニストの3人があまりにも感じよく、ずっと笑顔で対応してくれるので、
おずおずと、
「では、あのー、、予約した部屋、バスタブありますか?
「バスタブはついていないお部屋なんです。バスタブのあるお部屋がいいですか?」

予約時にホテルのサイトをくまなく見たところ、バスタブがあるのはスイートくらいでした。

「追加料金が必要です、、よね??」
「大丈夫ですよ。ちょっとお待ちくださいね、、」
「明日からそのお部屋が空きますので、今日はこちらのお部屋にご滞在いただいて、、
明日は観光にお出かけですよね?」
「はい」
「お出かけの時に、お荷物をこちらのレセプションへお預けください。
お戻りになる頃には、新しいお部屋にお荷物を移動させておきますので」
「わぁあーーー、、、ありがとうございますー!!!」


神。ふたたび神、降臨。


明日からお風呂付の部屋だし、
みんな感じいいし、
ホテルもキレイだし、
なにより無事にホテルにも着けたし、
ワーイ!

あ、水、、飲み物、、、お腹ちょっとすいた。。

時間は19時半過ぎくらい。

よし、外もまだ明るいし、出かけるか!







アシュビル1日目⑥ ~タクシーに乗ってホテルへ




タクシーが走りだすとスマホのgoogle位置情報をオン。ホテルにきちんと向かってくれているかをチラ見します。

すっかり安堵したのか、あまりに愛想のない運転手さんと2人というシチュエーションに緊張したのか、聞かれてもいないのに色々喋り出します。


「ワタシね、さっきシカゴから着いたの。フライトが遅れてね、もっと早く着いてるはずだったの」
「へー、大変だったね、どれくらい遅れたの?天候のせい?」
「2時間近く。天候じゃなく、機体が来なかったみたいよ」
「へー。」
「アシュビルって、2~3週間前、すごい雨で川が氾濫してたよね?インスタで見たんだ」
「氾濫?あぁ、してたね。でも一部だったし、すぐひいたよ」
「そうなんだ。この時期の天候って荒れるの?」
「いや、今日みたいな感じの天気で、あったかいよ。」


文字におこすと、私、一方的にしゃべりまくってます。笑


「アシュビル初めてで、前にチャールストン行って、そこがよかったからまたこっちの方を旅しに来たの。お菓子とか料理の仕事しててね。アメリカのあっちこっち食べ歩いているんだ。
HOLE DOUGHNUTSってドーナッツ屋さん、美味しいんだってね」
「ホールドーナッツ?知らないなぁ」
「美味しいって聞いたんだけど。。そうか。。
そうそう、12 BONESってBBQ店は有名?オバマさんも大好きらしいね」
「12BONESはいいレストランだけど、僕はあんまりオバマ、好きじゃないし」

あら、そうなの。
シカゴの入国審査官は食いついてくれたのに。チーン。。

「どこかBBQ店のおススメある?」
「BBQなら僕のが一番!」

ん?僕の??


「メンフィスで毎年BBQのフェスティバルを5月にやってるんだけど知ってる?
それに毎年出場してるんだよ」
「へーーーすごい!!BBQソースって地域によって味が違うんでしょ?
カロライナはお酢がベースで、、」
「それも地域によるんだよ。
お酢がベースのところもあるし、マスタードがベースの地域もあるよ。
僕のはお酢がベース、すりおろしたリンゴを入れるのが味のポイントだよ!」
「そうなんだ!」

話題がBBQになった途端、饒舌になり始めた運転手さん、歳は50くらいでしょうか、
他にもいろいろ、BBQについて熱く語ってくれていましたが、
聞き洩らしているところ、理解できていないところ多々。いやもったいない。

「僕、日本に行って富士山登ったことあるよ!日本はみんな親切だし、治安いいし、いい国だよなー」
「ほら、ここもうダウンタウンだよ。
12ブロック以内に全部がおさまってるから、歩いて全部回れるよ」
「そうなんだ、私、車運転しないから、バスに乗ろうかと思って」
「バスかー。僕は知ってるよ、日本はみんなバスとか電車とか公共交通機関使うんだろ。でもアメリカはなー。」
「あ、ここ、このハンバーガー屋は全部ローカルの食材使ってるから美味しいよ」
「あとこっち、Rhubarb、このレストランもいいレストランだよ」
「全部きみの滞在するホテルからすぐ近くだから」

続々出てくる食情報!ありがたい!

「わぁいろいろありがとう!ワクワクしてきた!
友達がホワイトダック?タコス屋さんおススメしてくれてね」
「あ、あそこもいいね!」
「あ、このposana?このレストランも勧めてくれてたなぁ」
「うん、ここもいいよ!」

「さ、ここがきみの滞在するホテルだよ」
「ここ、このカフェは朝ごはんなんか軽く食べるのにいいよ。ホテルの斜め向かいだし。」

「わぁ、本当にたくさんの情報ありがとう!」
そうだ、羽田空港で旅行保険に入った時にもらったペンがあったな。
「これよかったらどうぞ。2020年に東京オリンピックがあるでしょ?そのロゴが入ってるんだよ」

「へー!ありがとう!ちょっと待ってて、僕からも、、」

そう言って車に戻りダッシュボードをガサゴソさせています。
え、、もらったものをあげたのになんだか悪いなぁ、、と思っていると、
「はい、これ、僕はビッグジョン、何かあったらいつでも呼んでよ!」

差し出されたのは名刺。アハハ。
でも心強い。何かあった時に、と、大事にお財布にしまいました。

「ありがとう!また日本にも来てね!」
「いい滞在を!」


笑顔で別れ、ようやくホテルに着きました!


ちなみに、、
オレンジで囲ったのが滞在先ホテル、
グリーンで囲ったのがタクシー運転手さんのおススメ、
ブルーで囲ったのと矢印で追加したのが、友人のおススメ、
全て、ホテルから100m圏内です。




アシュビル1日目⑤ ~ようやくアシュビル!




皆様、たいへん長らくお待たせいたしました、
アシュビルに無事到着でございます。笑

空港、ちっちゃ!笑

確かに、これまで訪れた空港はすべて、〇〇国際空港というネーミングだったけれど、
今回のアシュビルは、「アシュビル地域空港」。「地域」ってー!


飛行機を降り連絡通路を進むと、預けられた荷物がワイヤーラックにたくさん並んでいます。
ここに並んでいるのは、私のように搭乗時に「(この荷物は機内に持ち込んでもしまえないから)預けてねー」と言われた人の荷物。
チェックイン時に預けた人のものはきちんとレーンから出てきます。


えーと、誰も荷物の札チェックしてないけどいいんですかーと思いながら、自分のキャリーバッグを引っ張り出し、出口へ向かいます。


19時過ぎとはいえ、5月、空は高く、まだ明るい時間帯。
50人の修学旅行仲間、じゃなかった、同じ機に乗り合わせた人たちは、三々五々、どこかへ消えていき、人影もまばらに。
時間も時間だし、ダウンタウン、ホテルへ向かうのにバスはこの荷物だとなぁ、タクシーにするか。

タクシー乗り場って、、どこだ?

とりあえず前行くご夫婦のあとをついて行くと、タクシーが停まっていました、1台。

もしやあなたたち、それ、乗らないよね?泣
地元の人でしょ?その駐車場に車停めてあるのよね?
ん?旅行客?でもレンタカー借りるでしょ?
タクシーには乗らないでしょ?乗らないでしょ??乗るのぉーーー?TT

心の声を文字にしてみました。

1台しかないタクシーは夫婦と荷物を載せて私の前を通り過ぎていきました。

ぽつーん。。
お腹がすいている時の井之頭五郎状態。。


空港に戻って聞いてみようかな、空港へ戻ろうとすると、さきほど乗っていたユナイテッドのCAさんと操縦士の4人がこちらに向かって歩いて来ました。

「すみません、タクシー乗り場って、どこでしょう?」
「タクシー??さぁ?向こうじゃない?」

そう言って駐車場に留めてある車に4人で乗り込む後ろ姿を目で追いながら、
乗せてー乗せてーと念力を送りました。困っている顔もしてみました。ホントに乗せてTT


人通り、なし。
タクシー、全く来ず。
バス、来ず。というか乗り場さえ分からず。
時間だけが過ぎていきます。
日が暮れてきたらどうしよう。。やっぱり空港で誰かに相談するしかない。。


諦めかけた頃、向こうから「TAXI」と書いた車が!
あぁ!あれだけは逃すまい!誰にも取られてはならない!いや、誰もいないけど。

大事に引っ張っていたキャリーバッグを突き放し、
こっちーこっちー!!と両手を振ってタクシーを呼びとめました。

運転手さんはすぐに気付いてくれ、そっちに回るからそこで待ってて、と手で合図をしてくれました。


救世主。神。


「ここね、このホテル行きたいの」
気も急いて早口気味に、プリントアウトした地図を差し出すと、
「あぁ、ここね、知ってるよ。この地図いらないよ」


神。やっぱり神。


身なりもきちんとした大柄な白人男性運転手さんは愛想もないけれど、荷物をさっと乗せ、ドアを開けて私を乗せると、ダウンタウンへ向け、車は走り出しました。