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いつからでも好きな時に参加できるスタイルの【本科】クラスでは、
新規の生徒様を募集しております。
ご入会、体験レッスンは随時受け付けておりますので、
HPの contact よりお申込み・お問合せください。 皆さまのご参加をお待ちしております!



※2020年2月から新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、教室でのクラス開講は見送っております。
現況下では、実教室でのクラス開催は2021年春以降になるのではと考えております。

現在、現生徒様向けにウェブクラスを開講しており、
初めてのかたにもご参加いただけるよう、ウェブ体制を整えております。
スタートの折にはブログ、HP、インスタでご案内いたします。
楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。

2018年4月30日月曜日

空港近くのホテルへGO!① ~サウスカロライナ・チャールストン4日目④




さて、ホテルに戻ってきて、預けていた荷物を受け取ります。


「荷物預かったの何時くらい?あっちに入れてた?こっちだった?」
そんなこと知るか~い!笑

遅い時間の預かりだと玄関近くに入れるそうで。
結局はレセプション裏の方にあったらしく、
「これだね、3コだね」
「そうです。ありがとう」「あ、タクシーを呼んで欲しいのだけど、フロントで言えばいいの?それとも、、、」
「ボクが手配するよ」「どこまで?」
「空港そばのホテルなの」

どこかに電話をかけ始めました。
「手配したからここで待ってて」
「うん、ありがとう」

10分経ち、20分経ち、、来なーい。。寒いよー。

「来ないな。もう1回電話してみるから」「&%%$##!??% で、いまどこにいるの?来るんだね? #*+$"'%&"%%$"」

前後はなんだか分かりませんが、笑、、
とにかくこちらに向かってきてくれている模様。


待てどやって来るのはホテルのお客さんの車ばかり。
あら、キレイな格好のお兄さん。スーツ着てなにかイベントでもあるのかな?
泊まった初日には夕方からなにかのパーティーが開かれており、たくさんのドレスアップしたゲストたちがいました。

「来たよ。この人の車乗って」

ええ??この人、タクシードライバーさん??
だって車にタクシー会社の連絡先とかも何も書いてないよ。
もしかしたらuberかなにかで頼んでくれたのかな?それともおじさんと結託してるの??

にこやかで紳士的な白人のお兄さん、
「お待たせして申し訳ありませんでした、荷物はこれで??」

礼儀正しいので、もう結託していてボッタくられてもいいや、と、なかば投げやり。笑


「どちらまで?」
「空港近くのこのホテルへお願いします!」

お兄さん、手持ちの iPhone で検索するも出てこない様子。
昨年オープンしたばかりで、ちなみにgooglemapで調べると、いまだ野っ原です。笑
工事用重機が停まっている様子しか出てきません。

「ワタシのこのスマホなら住所入れてあるし出てくるよ。これ使いますか?」
「今、本部に連絡してるから、大丈夫だよ」

あら、なんだかおおごと。

「分かったよ。地図も出てきた。お待たせして申し訳ない」

全然急いでないのでちっとも構わないのですが、さっきも来るまでにえっらい時間かかってたし、ダイジョブか、おにーさん。。笑


車がゆるやかに発進しました。

「チャールストンへは仕事?観光?」
「(数十回答えたのでほぼ定型文となりつつあり、)観光で、お菓子を食べに来たんです」「東京でお菓子教室を開いていて」

「そうなんだ」「ボクは妻と子供とでボストンからチャールストンに引っ越してきて1年くらいになるんだけど、昨日の夜、妻と、どうやらチャールストンには有名なココナッツケーキとやらがあるらしいって話してたんだけど、知ってるかい?」
「もっちろん知ってるよ!食べたよ!」
「え!ホント!?」
「うん、ペニンシュラグリルのココナッツケーキ。ほら、これ。あ、運転中だから見れないか」とスマホの写真を差し出し。

「えーーー!びっくりだよ!ホントに昨日の夜、妻と話してたばっかりなんだよ!」
「これね、1コ13.5ドル」
「WHAAAAATSS!?!?!? ケーキ1コがかい!??!」
「そうなの」「でもね、これ、普通のケーキより大きくて、2人分はあるよ」
「いや、それにしたって。。」「で、どうだった!?」
「うん、美味しかったよ!」「だってNYタイムズにも載ったし、なんてったってオプラもおススメだから」
「え!?オプラが?じゃ、間違いないや(大笑)」


なんて話から、チャールストンの治安についても。

「チャールストンは治安いいよ。夜中に妻が1人で街中を歩いてたって平気だからね。ボストンじゃそうはいかない」
「うん、チャールストン、穏やかで治安よさそうだなと」
「あ、だけどね、ノースチャールストンは行っちゃダメだよ。1人で行っちゃダメ」
「ノースチャールストンって空港のあたりでしょ?」
「いや、空港とちょっと違うところなんだけど、あの辺りの治安は悪いから」
「そうなんだ」

実はノースチャールストンのベーカリーもリストアップしていて、時間があれば行けるかな?程度に思っていたのでした。行かなくてよかった。


「東京の治安ってどうなんだい?」
「そりゃめちゃめちゃいいよ。銃もないし。殺人事件だって、だいたいが家族間での出来事だしね」
「それはアメリカでもそうだよ。家族の間か、知人同士のトラブルだね」
「アメリカもそうなんだ~」
Law&Orderやクリミナル・マインド、コールドケースにMajor Crimeを見過ぎているので、誰でも犯罪に巻き込まれているイメージでしたが、実際は違うのね。そりゃそうか。笑

「ところで英語、どのくらい勉強した?」
「そうだな、日本では、中学・高校で6年間はまず勉強するね」
「6年か」「うちの3歳の息子に今スペイン語を教えてるんだけど、1、2、3、から始まって、どのくらいで話せるようになるのかなって」
「ほぉ~」お兄さんメキシコ系?全然メキシコ系には見えず、イギリス紳士風だけど。


と、そうこう話しこんでいるうちにgooglemapでさんざん予習した見覚えのある景色が見えてきました。

あれ?ホテルと逆方向に向かってる!

「あれ?あそこで右に曲がればホテルだよ!」
「え?ホント?じゃ、こっちまっすぐ行って、その先でUターンしよう」「だけどよく見えたね」
「アハハ(googlemapでさんざんイメトレしてるからね。←心の声)」


「ここだね」「今日は本当に楽しかったよ!ホントにホントに妻と昨日の夜に話してたばかりのココナッツケーキの話も聞けたし。ありがとう!」
「こちらこそ楽しかった!ありがとう!ご家族でココナッツケーキ美味しく食べてね~!」

ひとりアメリカタクシー2回目にして、あのガタガタ震えながら初乗りしたのがつい先日とは思えない成長ぶり。笑
親切な運転手さんたちに当たってよかったよかった。


さぁ、ホテルへ入ります!




COKE CAKE! ~サウスカロライナ・チャールストン4日目③




これもチャールストンへ行く数日前に知ったこと。
コカ・コーラを使ったケーキは南部では割とメジャーな存在で、私も知ってはいましたが、ここチャールストンのお店がそれで有名だったとは知りませんでした。
本国コカ・コーラの公式サイトにも紹介されています。

訪れたのは滞在ホテルの目と鼻の先、Jestine's Kitchen。



実はチャールストン入りしたその日に訪れていたのですが、電気は消され、椅子も机にあげられており、検索した情報によると閉業したとか。
レストランは閉業してもコーラケーキを売るケーキショップは営業中、とあったものの、そんな様子も全く見受けられず、なんとなく諦めていたのです。

ところが、数日後、前を通りかかると満杯のお客さんで賑わっています。
どうやらネットで閉業、と書かれているレストランもきちんと営業している様子。
私の訪れた日はたまたま休業日だったよう。

食事もしたかったのですが、なかなかお腹具合と調整つかず、先日のペニンシュラ・グリル方式、入口で「ケーキください」法で臨むことに。




店内はこんな様子。

アフリカン・アメリカンの奴隷として連れて来られた女性が仕えていた先の家族がオーナーで、彼女が得意料理をふるまう店としてスタートしたこのレストランは、
代替わりはしたものの、彼女の味を守り続け、
フライドチキンにカラードグリーン、マックアンドチーズにフライドオクラ、初日に乗ったタクシー運転手さんが「ソウルフードだよ」と言っていたまさにそのままのメニューが並んでいます。


うわぁチキン、美味しそう!
ここで買って、次に行くホテルで夕食に食べようかな、と思ったものの、増量した荷物が気にかかり、やはりケーキだけにすることに。

「コーラケーキを1ピース、持って帰りたいの」
「はい、ここで待ってて」

大柄で化粧っ気ない、白人女性の店員さんは厨房へ向かいました。
暫くするとアフリカン・アメリカンの店員さんが、
「お食事?誰かもう聞いているかしら?」と尋ねてきたので、
「ダイジョブ、もうケーキ頼んだから」


そしてやってきたのがこのケーキ。



どうぅわっ、甘そう!笑

なんだかジャリジャリしてそうなグレーズの上からさらにチョコレートソース。
下の生地にもその甘そうなグレーズが染み込んでいるようで、じっとりしています。

アフリカン・アメリカンの人たちの作るお菓子はまたぐっと甘いので、これもきっと、、
と、店の外のベンチに座りこみ、フォークでひと刺し、口へ運ぶと。。

どぅっぅううわっっ、あっま~~~~~!
えーっと、えーーっと、、喉を通って行かない。私がアメリカでお菓子を食べてきた史上、最強の甘さです。笑
美味しいとか美味しくないとかそういう次元の話ではありません。笑
ココア味のケーキですが、向こうからコーラの甘さが突進してくる感じ。甘さが体当たりしてきた!これは無理、食べられない。。
いいのいいの、思い出作り思い出作り。笑


いそいそとケーキを手提げに仕舞い込み、すぐそばのホテルへ戻りました。

さ、そろそろ移動しなければ!





今度こそ大西洋!と豪邸街 ~サウスカロライナ・チャールストン4日目②




う~ん、気持ちいい!
さきほどのレストラン、82queen から南へ向かって歩きます。
南に行くほどレストランなど店はなくなり、住宅街に。そしてその家もゴージャスに。




たどり着いたのがここもチャールストンの観光スポットの1つ、バッテリー公園です。




大砲と弾のオブジェがあります。
かつては外敵から街を防衛するための拠点だったそう。


あれ?海苔??岩にびっちり。



今度はバッテリーパークを横に、海岸沿いを北へ向かって歩きます。


このイースト・バッテリー通り沿いはまさしく豪邸街。
掃除のことが心配で住めない。笑




この通りは観光客と地元の人でかなりの人出。

前を行く、上下トレーニングウェアの女性がふと横道に入ったので、後について行ってみました。

イーストバッテリー通りから一本内側に入ると、住みやすそうなこんな感じのオシャレな家が並びます。


アメリカ国旗の隣の、サーベルの描かれた旗はなんだろう?と調べてみると、ヴァージニア大学のもののようですね


いつの間にか女性のことは見失っていましたが、あまりの気持ちの良さと何より治安の良さに気持ちも緩み、
先ほど食事前に立ち寄ったミュージアムのショップで買ったフライ返しを取り出しパチリ。



日本に持ち帰り実際使ってみると、薄手で使いやすいのです!しかもメイド・イン・USA。
こちらです

去年のナッシュビルでこちらを諦めたので、ようやく国旗ターナー、買えました。
ちなみに↓これは、かなりの長さでガーデンでのBBQ用。重すぎるわ、長すぎるわで私のスーツケースには絶対に収まりきらないうえ、確か高かった。笑



てくてくてくてくさらに北上。
CITY MARKET も見えてきました。最後だから寄るかな、と立ち寄ると、ランチ中のあのお土産ショップのおばちゃんと再会。
グリッツの調理法をいろいろと教えてくれたあのおばちゃんです。

そうそう、メモに書いてくれたおススメのNetflixドラマ、ご興味ある方はぜひ^^



このチャールストンの街とももうお別れか~。ちょっとしんみりしながら、そうだそうだ、大事なミッションがまだ残っていました!



朝ごはんランチ ~サウスカロライナ・チャールストン4日目①




チャールストン滞在4日目の今日は、明日の帰国に備え、空港近くのホテルへ移動予定。
チャールストン➠ダラスのフライトが朝の8時発だったので、万全を期して。

ということで、朝10時頃にホテルをチェックアウト。
大量のチョコチップと紅茶で増量した荷物をフロントに預け、街へ繰り出します!

さぁ朝ごはん!というか世の中的にはお昼ごはん。
3軒のレストランをリストアップしてあり、どこにするかは見てから決めようと。
この3軒、同じ通り沿いに隣り合うように並んでいるのですが、雰囲気は違えどどこもアメリカ料理、そして名店です。

Poogan's Porch と Husk
Poogan's Porch は少し家庭的な感じかな。
Husk のシェフは有名シェフ。チャールストンのみならず、テネシー州ナッシュビルやジョージア州サヴァンナなど全部で4店あります。



とはいえ、心はここに決まっていたり。82queen
この店名は住所そのままです。クイーン通り82番。
外から覗きこんだ感じでは3店舗のなかで一番エレガント。大丈夫、ジャケットを着てきました。



11時半と思っていたオープン時間が、11時、と入口のボードにあったので、
まだ30分くらいあるな、と、近所のお散歩に。
今日もお天気で気持ちいい!

先日のぞいたミュージアムのショップなら時間がつぶせるかな。
ここから歩いてすぐだったので、早速お土産を探しがてら、向かいました。


そうこうしているうちに11時。82queen へ。
メニューをフムフム、、なんて、既に予習済みです。
食べたいものがあったからここを選んだのです。


細い小道の奥にレセプションがあります。


「いらっしゃいませ」
「予約をしていないのだけど1人です」
「まだ11時なので、、」
とレセプションの女性が言いかけたところで奥から来た調理人風の男性が、
「オープンは11時半なんだけど、あそこのポーチで座って待っててもらってもいいし、こっちにあるバーでなにか飲み物を飲みながら待っててもいいよ」
「代わりに説明してくれてありがとう」と笑いながら女性が言います。

「そうだなぁ、じゃ、ポーチに座ってる」
「お好きな席へどうぞ~」


あら、なんだかステキ。



ドアからレストランスタッフが出たり入ったり。開店間際、なかなかに忙しそう。

しかしここで30分。。ヒマだ。笑
手持ち無沙汰な時のスマホ頼み。
インスタに投稿したり、調べ物をしたり。



しばらくするとにこやかな笑顔、少し恰幅の良いサーバーのお兄さんが
「お待たせしました」「メニューです」

あら、結構あっという間。笑

メニューからおススメを紹介してくれます。
実は食べたいものが決まっているので、それがおススメじゃなかったら悪いな、、と小心者の私は思ったりしつつ、お兄さんの説明に耳を傾けていると、
よかった!私の頼むメニューがおススメに。笑
食べるものがおススメされていなくてもちっとも構わないのですが、せっかく説明してくれているのに違うものを頼む勇気が。。笑
「ではクラブケーキを」

CAROLINA CRAB CAKE
Charleston Red Rice, Okra-Sweet Corn & Black-Eyed Pea Succotash, Lowcountry Remoulade Sweet Pepper Coulis

この、チャールストンレッドライスが食べてみたかったのです!


するとお兄さん、
「SHE CRAB SOUP もおススメだよ」「うちの SHE CRAB SOUP はこの18年、チャールストンで1番なんだよ」

なぬ! Magnolias のスープより美味しいのか!しかも18年、ってこれまた具体的な。それは飲んでみないと!

「じゃ、スープも」「でも両方じゃ多いかなぁ~?」
「パーフェクトだね!多くないよ、スープはカップでちょっとだけだし」
「じゃ、そうする」


お客さんが次々やってきて、スタッフの皆さんの動きが機敏になってきました。
というか、何人いるの!?
サーバーの人だけで7~8人はいるよう。

「その靴かっこいいね!」
髪を短く刈り上げた細身のサーバーのお兄さんがお皿片手に私に声をかけていきます。
「アハハ、ありがとう!」
今回の旅でこの靴が褒められるの2回目です。しかも2回とも男性。花柄のスニーカーなんですけどね。笑


さてさて、早速スープ登場。あ、ホントだ、ホントにカップにちょっと。
「上にシェリー酒がまわしかけてあるから、よく混ぜてから召し上がれ」



がびょーん、、私はお酒が一滴も飲めないのです。。
ま、いいか。
まずはお酒をよけて、、うむ!濃厚!ちょっと辛く感じるのはシェリー酒のせい??

混ぜて、って言ってたしな。もういいや、混ぜてしまえ。ぐるぐる。
ごくっ。
ムム!香りと味に深みが出た!

SHE CRAB SOUP には元来このシェリー酒を使うそうですが、Magnolias のときは全然気付きませんでした。

今回もかなり濃厚でどろっとしています。飲む、ではなく食べる、感じ。

「スープどう?」
「このシェリー酒で深みが出るね~」
「そうでしょう~」


あんな数滴程度のお酒でほろ酔い気分になったところでメインの登場。


わーい!チャールストンレッドライス!
オムライスの中味のようなケチャップ味かな?と想像していたら、全く別物!
ジャンバラヤ、などの方が近いかな。お米もパラパラ、スパイスの複雑な香り。とくに具材が舌に触る感じはありません。

これがチャールストンレッドライスか~。
ちなみに同じく Lowcountry のジョージア州サヴァンナには、サヴァンナレッドライスがあります。同じようなもののようですが、食べ比べていないのでなんとも。
アフリカ食文化の影響を受けている料理で、wikipedia によれば、水を使わずトマトベースで米を炊き、ベーコンやセロリなど様々な野菜を加えスパイスで味付けしているそう。
いわゆるケチャップライスの甘い味わいではありません。

あのどうしても食べたかったお米料理、ホッピンジョンはサヴァンナやほかの南部の地域でも食べられるけれど、チャールストンレッドライスはチャールストンでしか食べられない!と、これが食べられる 82queens でランチをとることにしたのでした。


このクラブケーキ、100%カニ?というくらいカニたっぷり。というかカニそのもの。
下に敷いてあるのがサコタッシュ。

サコタッシュもいろいろあるのですが、ここはガーリックでオクラ、とうもろこし、ブラックアイドピーズを軽くソテーしただけ。
これがとっても美味しくて、日本に帰ってきて早速パンダ豆、買いに行ってしまいました。笑

サコタッシュの具材は基本的には、豆とコーン。穀物と野菜を組み合わせて栄養価を高めたサイドディッシュです。
オクラやトマトなどの具材も加えたり、ソテーしたり、煮込んだり、それがクリーム味だったり、とバリエーション豊か。
滞在2日目の朝食に Hominy Grill で食べたサコタッシュは今回のこれと同じ料理名とは思えないほど違っていますが、やはり豆とコーンを使っています。

この、横にちょこん、ちょこんとあるソースの美味しいこと!
さすがレストラン!!!


しかしやはりスープが~。。お腹いっぱい。。
チャールストンレッドライスはほぼ食べ残し。。

「あれ?もういいの?」
「うん、お腹いっぱい。。」
「僕が両方ススメちゃったからだね、悪いことしたね。。」
「いやいや、今日は特別タイトなパンツを穿いてるからなの」
「アハハ、分かるよ、それ」
と、でっぷりしたお腹のお兄さん。

「じゃ、デザートは??」
「うん、いらない。。ブラックコーヒーを」
「了解!」


パティオのような席にもグループ客が。テラス席は満席になりました。



はぁ~、天気もいいし気持ちいいなぁ~。
よくよく見渡せば1人なのは私だけ。笑

さ、今日は15時には空港近くのホテルへ移動したいから、そろそろ出るかな。
膨らんだお腹を突き出して、散策に出かけます!



2018年4月28日土曜日

大西洋!? ~サウスカロライナ・チャールストン3日目⑨




夕食をとった magnolias からちょっと歩けばもうこんな感じ。
海ー!


、、と思っていたら、帰国して知りました。
あれはクーパー川だったことを。笑

ズームアウトすると、、


大西洋はもっとあっち。笑
ちょっと東京湾みたいな。


気付いていない私は大西洋の風を一身に浴び、と思いながら散策中。
ウォーターフロントパークです。
しばし海、、じゃなく川の様子をお楽しみください。








結構波が荒く、デッキのギリギリの高さ近くまで来ていたので、こわっ!と早々に退散。


そうだ、デザートカフェにも立ち寄っています。もちろんお腹いっぱいで見学のみ。

ここのは全てがビッグサイズ。Carmella's





見ているだけでお腹いっぱいでした。
ほかにももう1軒、ベーカリーに立ち寄ったのですが、時間も時間、ほぼ何もなく、従業員の人も掃除をしていたのですぐに出ました。
ここが baked だったところかなぁ?

伊勢丹にも入っている NY 発 baked は、ここチャールストンにも支店があったのです。
既に閉店してしまったのですが。


さぁ、ホテルへ帰って休んだら明日の予習です!





長年の思い、成就! ~サウスカロライナ・チャールストン3日目⑧




よく考えたら、
マウントプレザントのホールフーズでブランチを食べ、ダウンタウンのベーカリーでアイスコーヒーとパウンドケーキを少し食べただけ。お腹すいた。。

いつもの私のアメリカ旅はお菓子がメイン。明けても暮れてもお菓子だらけで過ごしますが、今回の私はひと味違う!
南部料理を存分に味わうことがメインで、お菓子はちょっと横に置いていました、実は。笑

ということで、キレイな服に着替え、楽しみにしていたレストランへ向かうことに。
今回はジャケット持参です。

Magnolias!



ここはチャールストンでも評判のレストラン。南部料理が楽しめます。

「予約はしていないのだけれど、私1人です」
「えと、、、バーのカウンターか、その前にある小さなテーブルでよろしければすぐにご案内できますよ。そこでお食事もできます。」
「そこでいいでーす」

訪れたのは夕方5時過ぎ。
ヨーロッパでは一般的に夕食でレストランが混むのは夜8時頃、というイメージがあったのでアメリカもそうとばかり思っていたら、ここに来るまでに、長蛇の列のレストランも見かけていたので、5時過ぎでももしかして席がないかも、、とドキドキしていたのです。

案内された席からパシャリ。もう既に満席ですよね!




店内には店名のこのマグノリアの花の絵が飾られています。

バーコーナーはこのレストランホールエリアより一段高い位置にあり、私のように1人で食事をする女性が。


メニューを渡され、はっ!

実はもうメニューは予習済みでオーダーするものも決めてあったのですが、
しまったー!ランチメニューで予習していた。笑

CHARLESTON CRAB CAKE
hoppin’ John risotto, okra & sweet corn fricassee, tomato butter

これを頼む予定だったのです。というのも、ホッピンジョンが!!リゾット仕立てになってしまっていますけど。でもホッピンジョンが!

これがディナーメニューでは、

CHARLESTON CRAB CAKE
shrimp & butter bean succotash, tomato butter

添えられるものが変わってしまうのです。。


諦めきれず聞いてみます。
「ホッピンジョンが添えられているのはランチだけ?」
「はい、そうなんです。夜は違うものが」

そこをなんとか!という私の心の声は彼には届かず。。

「ではフライドグリーントマトを。あ!あとこの SHE CRAB SOUP も」
「はい、かしこまりました。スープを先にお持ちしましょうか?」
「はい、お願いします」


まずパンがやってきました。あたたかい。



そしてそれほど待たずに SHE CRAB SOUP の登場!



SHE CRAB SOUP もチャールストンを含む Lowcountry エリアの名物料理の1つ。
大西洋に隣接している街ならでは、新鮮な魚介類が豊富だからこそのメニューですね。
ブルークラブのカニ肉たっぷり、クリームで濃厚、どろっとしたスープです。

この料理のルーツは1900年代初めまでさかのぼります。

スコットランド移民が早くも1700年代からブルークラブとお米を使ったスープを作っていたらしいのですが、時の第27代、タフト大統領がこのチャールストンを訪れた際の食事会で、市長が、そのスコットランドのカニ肉スープ partan-bree を何かより特別なものに仕立てて欲しいと、食事に訪れた John Rutledge House で頼んだ際に出されたものが、今の SHE CRAB SOUP 。カニの卵を加え、クリームでより濃厚にリッチに仕立てたそうです。

確かに濃厚。カニクリームコロッケの中身に近い濃厚さで、飲む、というよりスプーンで食べる、感覚です。


しまった、これ、お腹が張るじゃないか。このあと揚げものが来るんですけどー。笑


待つことしばしで、これもまた食べたかったフライド・グリーントマトの登場!



大好きな映画『フライド・グリーントマト』で、主演のキャシー・ベイツ演じるエヴリンが劇中、手づかみで食べていたあのフライド・グリーントマトとは別物の、笑、、レストラン仕立てのお上品な佇まいで現れました。

しかも下には大好きなグリッツがしいてあります。

FRIED GREEN TOMATOES
white cheddar grits, country ham, caramelized onion chutney, tomato butter

こんなに手間をかけて作っていて、これで11ドルって、安すぎる。。

グリーントマトにパン粉をつけて揚げたものが3枚並んでおり、その間にはカントリーハムをソテーしたもの、トップには玉ねぎのチャツネ。
グリッツの下にはトマトソースがしかれています。

繊細な味わいで、もうもうとっても美味しい!!!
ソースはかなり甘め、トップのチャツネもかなり甘めなのですが、カントリーハムの塩気、チーズグリッツの塩気でバランスが取れています。

グリーントマトを揚げたものって、酸味もなく、食感はしっかりめ、うーん、目をつむって食べればちょっとナスのような?いえ、あんなとろみはないのですが、なんだろう、とにかくトマト、という感じは全くありませんでした。

映画を見て以来ずっと食べたかった本場のフライド・グリーントマト!感動です!

そういえば私、アメリカのきちんとしたレストランで夕食を1人で食べるの、初めてかも??

運ばれてくる一皿一皿に感動しっぱなしなので、寂しさを感じる余裕もなく、笑、、
まわりのお客さんの笑い声や食器の音が心地よい。


「デザートは?」
例のごとく聞かれましたが、いやいやいや、本当にムリですから、トマトも1コ残しましたもん。
「いやいやいや。。コーヒーだけお願いします」

このレストランは本当はデザートも評判いいのですよね。。残念。。。


ハフーとひと息ついてまわりを見渡せば、レストランエリアはもちろん、バーコーナーも既に満席。レセプションでは席が空くのを待つお客さんが何組も。


お客さんが並んでいるのを見るとすぐに席から立ちあがってしまう私。コーヒーは最後一気飲み。笑

「おいしかったです。ありがとう」


まだ夕方6時。満腹すぎるお腹を落ち着かせようと、散歩に出かけます。





2018年4月27日金曜日

ちょっと余談② チップ ~チャールストン




今回滞在したホテルはマリオット系。
無機質な設えと違い、スタイリッシュでありながら、家具や装飾も家にいるような心地よさがありました。

ふとベッドサイドに目を落とすと、こんなものが。



お酒を飲まないので、「へー、そうなんだ」と思いつつ何気なく封筒を表にかえすと、
「チップはここにいれてください」とありました。

ほぅ?

初めて見ました。あ、表を向けた写真がない。。苦笑


おもしろかったので調べてみると、
マリオット・インターナショナルは2014年からこのチップの封筒を用意しているそう。
International Housekeepers Week というものが2014年9月14~20日に開催されたのを機に導入されたようです。

あなたの滞在をより快適になるよう心配りしている人に気持ちを、ということで、もちろん強制するようなことはありませんが、なかなかおもしろいな、と。


普段から一生懸命働いていても、謝意を直接述べられる機会もない中、チップがあると、いつもありがとう、と言ってもらえているようでうれしいですよね。よし、頑張ろう!という気持ちも強まります。

レストランのサーバーの人たちも同じで、
他のテーブルへサーブする途中でもいつも気にかけてくれて、ふとしたときに水を足してくれたり、ちょうどよいタイミングで何かを勧めてくれたりすると、こちらも嬉しく、チップを少し多めに、、と思いますし、
サービスする側もそれを受け取れば、お客さんにこんな風に喜んでもらえるなら、と仕事に対する意欲も増します。


チップ文化のない日本で育っているので、正直、面倒くさいな、とこれまで思っていましたが、南部の温かいサービスを受けてからは、チップっていいな、と思うようになりました。


ちなみに、あれれ?ボストンでもナッシュビルでもマリオット系に泊まりましたが、このチップ封筒、あったっけかなぁ?笑
私は昔ながらの枕の下派です。笑







スーパー発見!からの、、 ~サウスカロライナ・チャールストン3日目⑦





そうそう、目的のカフェの近くにスーパーがあることを事前にチェック済み。
その名も FOOD LION。

どんなスーパーだろう♪
ワクワクしながら店に入ると、、
ほぼ100%、お客さんも従業員もアフリカン・アメリカンの人たち。それもちょっとファンキーめ。
おねーさん、そのねじねじの髪型はどうなってるの?わ!ピンク!
なんだか楽しくなってきました。

商品ラインナップもガッツリ庶民的。いわゆる普通のメーカーの普通の商品が所狭しと並べられています。

あ!実は今回、コレも目当てにしていたんです、イースター商品の安売り。
今年のイースターは4月1日だったので、売れ残った商品が安くなっていました。

peepsくん、かわいい。
去年のイースター特別クラスで、このpeepsくんマシュマロ、作りましたよね!


このpeepsくんをびっちり並べたケーキなんかもイースターの時期には登場します。

あ、m&m's、イースターカラーでかわいい!しかもミルクチョコ!
ずっしり重い320g入り。
賞味期限が年内とかなり先なのでそれほど安くなっていませんが、このカラーに魅かれ、しっかり買って来ました。



あら?これは昔、駄菓子屋さんで売っていた水で溶く粉のジュース??これは初めて見ました。


こういう、普通の商品が並んでいるのが本当に面白い!ホールフーズではまず見ない商品です。笑


もっとじっくり見たいところですが、カフェに行かなきゃ。
先を急いでカフェへ向かいました。

スーパーからほど近く、ありました!



ゆっくり座りたい、
店に入ると
「ごめんなさい、3時までなのよ」

がびーーーーーーん。。
ここを訪れるのを楽しみにしていたのです。
明日はもう空港近くのホテルに移動しなければならないのでこんな遠くまで来られないし、、仕方ない、、諦めてホテルへ戻ることにしました。


それにしてもちょっと疲れた。
そうだ、20番のバス、頻繁に通っていたし、さっきのスーパー、FOOD LION の前にバス停があっておじさんが待っていたし、バスで戻ろう。
調べてみると、滞在先ホテルのすぐそばまで行ってくれます。


バス停を背に、FOOD LION をパシャリ。のどかです。



このエリア、ファンキーめのアフリカン・アメリカンの人たちも多く見かけるのですが、身なりのととのった白人も同じくらいおり、
この FOOD LION のすぐそばの BBQ ショップは有名店、白人のお客さんで満席です。
さきほどのカフェのあったあたりにも白人が多く行き交っていました。

ファンキーめのアフリカン・アメリカンと、身なりのいい白人の居住区はたいていはっきり分かれているのに珍しいな、と。


そうこうしているうちにバスがやってきました。
私がこの辺りをうろうろしているときからずっと待合席に座っていたアフリカン・アメリカンのおじさんに、
「お先にどうぞ」と合図すると、
「僕は乗らないよ」
あら、ただ座って休憩していただけなのね。

運賃2ドルを握りしめてバスに乗り込むと、
「無料よ」

あれ?これ、無料だったっけ??
FREE RIDE バスもありますが、番号が違っていたはず。
ま、いらない、って言ってくれてるんだしいいか。笑

運転手さんのすぐ後ろの席に座りました。
運転席そばの席は死守。必ずここに座るのはミネアポリスでもデンバーでも怖い思いをしたから。


ただ、前回のナッシュビルの時も思ったのですが、
南部のアフリカン・アメリカンの人たちは、何か諦めているような、悟っているような、
他の都市のアフリカン・アメリカンたちと違い、大人しく、他人に無関心な印象です。そして無表情。
たとえサービス業に就いていても、にこやかな人はほとんどいませんでした。

ナッシュビルで滞在したホテルのフロントの女性も怖いくらいの無愛想さ。
それでも、私がずっとロビーに座っているのを見かけ、「どうしたの?」と声をかけてくれる優しさがあります。

ナッシュビルのバスで乗り合わせたアフリカン・アメリカンの人たちも、奇声をあげたり、声を荒げたり騒いだりすることは全くなく、糸のほつれたナイロンの手提げをお腹に抱え、ただじーっと座っているだけ。
1人舞い込んだアジア人の私にも何の興味もなさそうでした。


それはここチャールストンでもそうでした。
バスは100%アフリカン・アメリカンの乗客ですが、私には全くの無関心。ただ大人しくじーっと目的地に運んでもらうのを待っているだけ。

40分以上歩いてきた道を窓から眺めながら、私もいつのまにか無表情で乗客に溶け込んでいました。


あ、ホテル、ここだ!
運転手さんに、
「ごめんなさい、ここで降りる!」
ドアを開けてもらい降りました。


朝のマウントプレザント、先ほどのエリア、1日で様々な生活を垣間見た気がして少しぼんやり。
ずっしり重いチョコチップを抱え、部屋に戻りました。

さぁ、今日はレストランでゴハンを食べるぞ!