TOP




 


いつからでも好きな時に参加できるスタイルの【本科】クラスでは、
新規の生徒様を募集しております。
ご入会、体験レッスンは随時受け付けておりますので、
HPの contact よりお申込み・お問合せください。 皆さまのご参加をお待ちしております!



※2020年2月から新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、教室でのクラス開講は見送っております。
現況下では、実教室でのクラス開催は2021年春以降になるのではと考えております。

現在、現生徒様向けにウェブクラスを開講しており、
初めてのかたにもご参加いただけるよう、ウェブ体制を整えております。
スタートの折にはブログ、HP、インスタでご案内いたします。
楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。

2018年4月26日木曜日

街へ帰る ~サウスカロライナ・チャールストン3日目⑤




バスの時間まで少し余裕があったので、
そうだ、チョコチップをここで買って行ってしまおう!そうすればダウンタウンの店舗に行き直さないで済む!

こちらがホールフーズと通りを隔てて向かいに位置するローカルスーパー、Harris Teeter 。バス停はこのすぐ手前。



ごく普通のアメリカのチョコレートチップ、以前はホールフーズでも扱いがあったのが、最近はフェアトレードにオーガニックのものばかりで、target か普通のスーパー、walmart のようなところへ行かないと手に入らなくなりました。

大入り袋も発見し、わんさか買い込んでバス停に戻ります。
はい、バスの時間に間に合うよう慌てていたのでチョコチップしか見ていないのです。
なんてったってバスは1時間に1本。笑


時間より5分ほど前にバス停に着き、サインを見上げると、ドキーン。。
Mt. Pleasant、と書いてあります。

えええ??私が行きたい方向はビジターセンター。
マウントプレザントは来る時に向かっていた方向なのに、なぜ??


慌てて向かい側のバス停の表示を見に行くと、こちらも Mt. Pleasant 。
どういうこと??
日本では、というよりアメリカの他のどの都市でも、AとBを結ぶ路線なら、Aに向かうのであればA、Bに向かうのであればB、と書いてあるのが普通です。
ちなみにこのバス停の名前は Mt. Pleasant ではありません。


もしやこのバス停じゃないとか??


googlemapで確認すると、やはり合っているよう。
バスの情報も出ていて、5分ほどの遅延、とありました。
よかった。

それからはドキドキしながら随時スマホで確認。
アメリカのバスは遅れて来ることなどよくあるのでダイジョブ、ダイジョブ。自分に言い聞かせます。


えと、あと何分で来るかな?
え!?!?
バス通過!?
次のバスは1時間後、とあります。

ええええ!!??バス、来てないよ。通過、ってどういうこと??
やっぱりバス停が違っているのかも!


途端に不安が増してきます。


ちょうど向かいに、私が乗ってきたルートのバスが停まりました。
どうしよう?聞いてみようか?でもこの大通り、今から向こうへは渡りきれない。
最悪、1時間後にあっちに乗って終点まで行って、折り返しで戻るって方法もなくはない。。

不安オーラ満載のところを向かい側のバスの運転手さんが気付いたよう。
私を見て、あっちだよ、と遠くを指差しています。
ええ!?やっぱりバス停、ここじゃなかったの!?!

工事期間中や、調整中の際、いつもの停留所を使わず、ルート変更することもよくあり、それは全て、バスを運行する会社のウェブサイトに RIDERS ALERT として情報が常に更新されています。

そんな情報出てなかったよなぁ。。見落としたのかも。。


とりあえずここで待っていてもどうしようもない。
来るはずの時間を15分はとうに過ぎています。
当て所もなく運転手さんが指差した方向へ小走りに進み始めました。
どうしよう、どうしよう。バスに乗れなかったら、もうホールフーズの人にタクシー呼んでもらおうか、戻れなかったら困る。。

ただ今、こんなところで一人ぽつーん。。



すると向こうからバスがやってくるのが見えました!
あ!あれだ!
あのバス、どこへ行くんだろう?違う道に入って行ったらどうしよう?
でももしかしたらここのバス停に来てくれるのかな?

急いで来た道を走って戻り、さきほどまで不安いっぱいで立ち尽くしていたバス停を目指しました。


あ!来てくれた!


「ビジターセンターへ行くのよね?」
「行くわよ」
美人の若いアフリカン・アメリカンの運転手さんが答えました。


助かった!


あのgooglemapの、バス行っちゃいました情報、なんだったんだろう?


中学生くらいのアフリカン・アメリカンの女の子が席で眠りこけている姿にさらに安心感を覚え、椅子に深く座り直しました。

私が不安にかられながら立ちつくしていたバス停の次の停留所から、ほがらかな笑顔の恰幅のいいアフリカン・アメリカンのママ、という風の2人が乗り込んできました。

なんだ、、この人たちが一緒にバスを待ってくれてたら不安になることもなかったなぁ。。

2人は眠りこけている中学生を見て笑っています。


さぁ、あとは乗っているだけでビジターセンターにつきます。終点なのでもう不安はありません。
太陽はさらに高く、空も真っ青に晴れ渡っています。
これで街に戻る頃はまだお昼の2時過ぎ。後の予定はどうしようかな。先のことを考える余裕も出てきました。
とりあえずこのチョコチップの山をホテルに置きに行こう!


ちなみに向かい側に来たバスの運転手さんが指していたのは、あっちからバス来てるから大丈夫だよ、ということだったのかな、と。
車高の高いバスの運転席からはバスの来る様子が見えていたのかもしれません。
いずれにしても、皆親切だなぁ。。




ホールフーズ!@チャールストン!② ~サウスカロライナ・チャールストン3日目④





さぁ、ゆっくり店舗を見て回ります。
お、ここもお米コーナーが充実していますね。


今回、目を引いたのがこの紅茶コーナーの充実っぷり。
今まで訪れた都市でのスーパーでは気付きませんでした。あったのかなぁ?



瓶入り紅茶のラインナップがすごい!
左が tazo tea、右はクラスでもお召し上がりいただいたことのある argo tea の瓶バージョンが真ん中に並んでいます。
下の写真もブランド違いで、全て紅茶です。イギリス文化の影響が強く残っているのなと思ったり。



おぉ!チャールストンの、全米唯一のティープランテーションの紅茶は全て売り切れ!



去年の旅で買ってきた、ナッシュビルのアルティザンチョコレートメーカー、olive & sinclair のチョコレートもこんなに。上から2段目です。
ナッシュビルのスーパーより揃っているのでは?笑


こちらも揃っていますね!これはコロラド・ボールダーのチョコレートメーカー chocolove。こちらのチョコレートもおいしいですよ。



ケーキコーナーも充実しています。




ベーカリーもこんなに。パンにマフィン、ベーグルも並んでいます。



わぁ、おいしそう!フライドピーナッツ。なんでも揚げる南部?笑


ピーナッツもローカル食材の1つ。アラバマもピーナッツが有名ですね。
茹でたものがレストランメニューにあったりしますが、揚げたスナック、おもしろいですね。
ケイジャン風味、ローカントリー風味、スパイシーで美味しそう。


スパイシー、といえば、こちらのスパイスコーナーも充実しています。
1つ1つ、見切れないくらい。




さて、ホールフーズも堪能したところで、そろそろ街に戻ろうかな。
時刻表で見たバスの時間には少し余裕があるので、バス停近くの Harris Teeter にも寄ってみます!


ホールフーズ!@チャールストン!① ~サウスカロライナ・チャールストン3日目③




印象では、アメリカに駐在されていた方、アメリカ慣れされている方ほど Trader Joe's を好まれるような。
私はがっつりホールフーズ派です。笑

目の前のトレジョを通り過ぎ、(ここまで来たなら寄れば良かった。笑)、ホールフーズへ一心不乱。いざ!


アメリカ各都市を訪れてきて、マイベスト・ホールフーズはぶっちぎりでデンバーの cherry creek にある店舗。
辺りが豪邸街なので、品揃えもさることながら、商品管理も行き届いていて気持ちいいのです。
ちなみにマイワースト・ホールフーズはボストンの街の中にあった店舗で、狭いうえに陳列も大雑把、野菜や果物がしんなり、でした。。


ここマウントプレザントも落ち着いた住宅街なので、ステキ・ホールフーズだといいな、と買い物天国へ足を踏み入れます!


まずは野菜売り場をチェック。フムフム。フムゥ??



ウーム。。アスパラ、安っ!




なるほどー。やっぱりチェリークリークがぶっちぎりかも。野菜自身のアピール度が違うんです。
ボールダーにあるローカルのスーパーもとてもよくて、そこは、農場からここまで〇マイル!獲れたて!とボードにあり、その新鮮さは見てすぐに分かります。

ボールダーのファーマーズマーケットが有名なくらいですから、コロラド地元野菜の強さゆえとは思いますが、
デンバーの店舗の場合、野菜のみならずコーヒー豆や紅茶にも、LOCALのカードがたくさん貼られていて、地元の店や会社を押している地元愛をビシバシ感じます。

チャールストンには全米唯一のティープランテーションがあり、そこの紅茶を並べているのにLOCALという文字が小さすぎてもったいない。。


そうだそうだ、朝ごはんを食べなきゃ。

ホールフーズの楽しみは、好きなものを好きなだけ取って量り売りしてくれるビュッフェ。

ビュッフェにはご当地料理が並ぶので、ホールフーズ巡りはやめられない。
シカゴのホールフーズには、ドイツ系移民が多いことを感じさせるソーセージを焼いたもの、ザワークラウトの煮込み、などが並び、
サンフランシスコでは、タマーレやポキなんかもありました。


あ、しまった。。。到着したのがお昼前、11時頃。
覗きこんだビュッフェはスクランブルエッグのような朝食向けメニューも多く、南部料理感が薄い。。
フライドオクラがあるのでは?ホッピンジョンもあるのでは!?、という淡い期待はもろくも飛んで消えました。



とりあえず何としてでも、ノースカロライナに留学していた友人のおススメのオクラは食べる!いえ、正確にはフライドオクラをおススメしてくれたのですが、ここ、ないんだもん。。笑

BBQにはサウスカロライナのお酢ベースのソースをかけて、あれやこれやを盛り付け、
600~700円くらいかな。


お米も食べたかったし、豆も。それにカラードグリーンは空港➠ホテルへのタクシー運転手さんおススメのソウルフードだし、あ、マックアンドチーズはどうかな?地域による味の違いはあるかな?
と、ちょっとずつ盛りつけ、最終的にぐちゃぐちゃ。モザイクかけたい。笑


会計すると料理を食べるカフェスペースがあるのでそちらへ。デンバーでは外にもテラス席がズラリ並んでいます。
カトラリーはボタンを押すとガラガラガラッと自動で落ちてきます。
スパイシーなソースがズラリ並んでおり、自分で味をカスタマイズできるようになっていますが、ん?10数本あるのに全部辛いのばっかり。笑


お米はカロライナゴールドライスではなくて残念、豆は普通、カラードグリーンは苦みが強くて、BBQはソースをもっとかければよかった、オクラ辛っ、このめちゃめちゃおいしい骨付き肉のBBQはもっと持ってくればよかった。
全部心の声です。はい、一人ですから。笑


食事を終えるとまた店舗へ戻ります。面白い食材を探しに!




マウントプレザントへ!②  ~サウスカロライナ・チャールストン3日目②






ホテルからバスターミナルに向け歩くこと15分ほど。
前日までの雨ふり、曇りの日々から一転、日差しも強く、抜けるような明るさで気持ちいい!

ちなみに私のすぐうしろが Walgreens、左の建物はホテルかな、1階にスタバが入っており、右手が公園。
この公園を越えるとバスターミナルのあるビジターセンターです。


1時間に1本のバスなので、時刻表に合わせて出たものの、お!、ギリギリ!
小走りしてバス停にたどり着きました。

CARTA のウェブサイトで料金もチェック済み。2ドルでマウントプレザントまで行けます。

降りる停留所はポイントとなるようなところなのか、番号がふられていて、どうやら分かりやすそう。
若いアフリカン・アメリカンの女性運転手さんに地図を見せ、
「ここで降りたいのだけど、このバスに乗るのは初めてなの。着く前に教えてもらえるかなぁ?」
「いいわよ」
にこやかに答えてくれましたが、
なんだか忘れられそう、、という予感がふっと。笑
バスから車窓を楽しみながら、バス停を細かくチェック。笑


下のようなルートで、大西洋に流れ込むクーパー川にかかる橋を渡って向こう側へ。



マウントプレザントには、訪れる目的、スーパーの whole foods market があるほか、trader joe's、ローカルスーパーの Harris Teeter があり、郊外の住宅街が広がっているというイメージ。

長い橋には車道の外側に歩道も設置されており、マウントプレザント側からチャールストンダウンタウンに向けて、ランニングをしている男性、ベビーカーを押すママ、散歩を楽しむ夫婦連れなど、皆白人で、穏やかな日々を暮らすその生活ぶりも伺えました。

ちなみにバスの乗客は全部で4~5人。全てアフリカン・アメリカンの人たちです。


橋を渡りきると Mt. Pleasant のサインボードが見えてきました。
暫く進むと、あ!あそこにホールフーズが見えた!
、ということは、、、あの停留所で降りればいいんだな、えーと、運転手のお姉さんは、、、あ、運転に夢中。
そうこうしているうちにその停留所を通り過ぎました。

えーーーん、やっぱり何にも言ってくれなかったー!
やっぱり忘れてるんだーーー。。

次の停留所ってどこまで行っちゃうんだろう。
降ります、のサインの紐をひっぱります。
あ、お姉さん、こちらをちらりと見ました。遅いよぉっ!笑


バスはぐるりと回り、ちょうど trader joe's のところで停まりました。
「ありがとう」
降りるときに言いましたが、心の中では、もぅぅ、、、という思い。笑


降りたものの、あれ?ホールフーズ、こっちだっけ?それとももう1本向こうの通り?
来た道を戻るだけなのに、あまりに広過ぎて全然分からなくなりました。

テレビドラマにそのまま出てきそうなシチュエーションの、
買い物を終え、荷物を車に乗せている上下オシャレなスウェットに身を包む女性に
「すみません、、ホールフーズって、、どこかしら?」
と尋ねると、
「ホールフーズはあっちよ。そこのもう1本向こうの通りを左に曲がれば着くわよ」
笑顔いっぱいで答えてくれました。
「ありがとう!!」


てくてく歩き、やっと見つけました!ホールフーズ!
いやいや安心してはいけない、帰りのバス停の場所も確認しておかなきゃ。

行きと帰りで同じ路線でもルートが異なり、通常、来た道の反対側車線にある逆ルートのバス停が、全く違う道にあったりもします。
けれど今回は真向かいにあるはず。これもgooglemap、CARTAのサイトで確認済み。

あったあった。帰りはあそこから乗ればいいのね。

安心して買い物天国、笑、、ホールフーズへ向かいました。






マウントプレザントへ!① ~サウスカロライナ・チャールストン3日目①




おはようございます!前夜は10時過ぎには寝入ってしまい、明け方4時前に目が覚め、大変!今日の予習をしていない!とスマホ片手に調べ始めました。
そうこうしているうちにあっという間に7時。

朝ごはんはどうしよう、Millers All Dayであのホッピンジョンを食べようか、
それとももうちょっと調べ物をしてレストランで早めランチをとって、それから出かけようか、
いやそれとも、、と、悩んでいるうちにどんどん時間は過ぎていきます。
今日はバスで遠征予定。

うん、初めてバスに乗って行くような場所はとにかく早く行ってしまおう。
長居したくなったらゆっくりできるし、万が一道に迷っても外が明るいうちならなんとかなる!


実は前日にバスターミナルも確認済みです。


前日散策がてらに、
すでに翌日のこの日にマウントプレザントへバスで向かうことは計画済みだったので、
空港からバスでダウンタウンへ来れば着くはずだったバスターミナル、ビジターセンターを探しました。

歩けど分からない。。

公園のそばに大きな建物が見え、そこから女性が出てきたので聞いてみました。
「すみません、ここがビジターセンターかしら?」
「違うわよ。ビジターセンターがどこだかは分からないけれど、ここはホテルよ」
「そうなのね、、ありがとう」

こっそり地図を取り出して見ると、目指す建物はそのホテルのもう1つ向こうのよう。
滞在ホテルから結構歩くなぁ。。15分はかかるかな。


ここかな?という場所にたどり着くと、1台のバスが停まっていました。

体の大きなアフリカン・アメリカンの女性運転手さんに、
「マウントプレザントへ行くバス、40番か41番だと思うのだけど、ここがバス停かしら?」
「ここじゃないわ、あっちの建物で、ここをまっすぐ、そしてあの角を左に曲がって&%#$??>&%$$!&&%!!%%!!!$##」
「ありがとう!」

ゲゲ、独特の節回しの話し方、、最後が全く聞き取れなかった。
いいや、とりあえずまっすぐ行ってあの角を左に曲がろう。

歩いて行くと、古い倉庫のような建物の中にバスの停留所が何カ所か設置され、番号がかかれています。

あ、合ってた合ってた!
えーと、、40番だよな、、40番、、、
あれ?、ない。。おかしいな。。。

キョロキョロしながら歩き回っていると、先ほどの女性運転手さんの乗るバスがこのターミナルに入ってきました。
ドアを開け、運転席から、外に立っていた知り合いと思われるアフリカン・アメリカンの同僚男性と話していますが、
どうやらその男性、私を見ています。

「おーい!マウントプレザント行きのバスを探してるんだろ?」
離れた場所にいる私に大きな声で話しかけてくれました。

「はいー!そうですー!」
「ここじゃないよ。あっちの建物。あそこに噴水が見えるだろー?あれを越えた向こう側に同じようにバスターミナルがあるからそっちだよー!」
「ありがとうー!!!」

親切に教えてくれたおじさんと、
おじさんに私に道案内を伝えてくれるよう言ってくれた先ほどの女性運転手に大きく手を振りお礼を言いました。

歩きながら、
うぐぐ、、なんてみんな親切なんだろう。。
チャールストンに来てから、とにかく皆が親切でサザン・ホスピタリティ、温かさを感じることばかり。


なるほど!ここか!
噴水を過ぎるとすぐに見つかりました。

でも、、、バスを待っているのはホームレスのような身なりの人ばかり。。
ちょっとコワイ、、かも。
一般にアメリカで公共交通を使うのは車を保有できない層とされているのと、
これまでの経験からある程度は想像していましたが、ちょっと想像の上を行く感じ。ビヨンドな感じです。笑

大丈夫かなぁ、朝、早めにバスに乗るのはやめよう、
10時すぎに来てみて、恐そうだったらやっぱりやめよう、
と心に決め、場所もしっかり確認できたのでこの日はホテルへ戻りました。


さて、朝になり、悩んだ末、朝食もマウントプレザントでとろう!と、空腹のまま、水だけ持ってホテルを後に。バス停へ向かいます!





念願の!!! ~サウスカロライナ・チャールストン2日目⑦





Williams Sonoma や Walgreens をウロウロ、また食材を買ったところでホテルへ戻り、
いそいそと身支度。
本日のワタクシのメインイベント、笑、、念願のここを訪れました!

Peninsula Grill



いえ、正確に言いますと、ここで食事はしていません。笑

こちらはなかなかステキなお値段、笑、、40~60ドルのステーキがメニューに並ぶグリル料理のレストラン。
サイトを見ても、ドレスアップした白人たちが集うレストラン感満載で、
とても1人で訪れるような雰囲気ではありません。


では何をしに行ったかというと、ここ、トップの写真で出している、全12層からなるココナッツケーキが有名なんです!

このことを知ったのもチャールストンを訪れる数日前。
NYタイムズほか、オプラ・ウィンフリーの雑誌でも紹介されたケーキです。


どうしても食べたい。。


そこから必死にネット検索。笑
すると、地方発送も行っている、バーでコーヒーとケーキだけでも食べられる、という情報のほか、
テイクアウトでケーキを買った、というアメリカ人のコメントを発見!


ダメもとで、店の品格に合うようドレスアップして店へ乗り込みました!


ワワワワワワ、、よかった、ドレスアップしてきて。。。
街を散策しているいつもの私だったら、完全につまみ出されていた。笑

厳かなドアを開けると左手にバー、右手には座席がいくつか、
その中をしずしず進むとレセプションがあります。その奥にレストランスペースが。
時間は19時過ぎ。夕食を楽しむお客さんでほぼ満席。
全員白人の、完全なるアウェイ感。笑


このアジア人は1人で何しに来たんだ?という疑問を持たれる前に先手を打って、
「ココナッツケーキを to go で一切れくださいな」
と言ってみました。

「はい、承知しました。いま厨房で用意させますのでこちらで少しお待ちくださいね」


おぉぉおおお!意外とスムーズじゃないか!笑


ココナッツケーキ1切れ13.5ドルなり。
レセプションのおねーさんへのチップ3ドル加えて、計16.5ドルにございます。
1人立って待っている間も、お店の人たちがにこやかで親切、そのお礼の気持ちが入っています。笑


カトラリーも入れて、オリジナルバッグ(と言ってもお店のシールを張った普通の茶色い紙袋ですが、笑、、)にケーキを入れて持ってきてくれました。


のちにこのお店のココナッツケーキの話で盛り上がったタクシーの運転手さんいわく、
「Whaaaats!!?!?!?!  ケーキひと切れがその値段~!?!?!」とのことですが、笑、、
ワタクシ、これのために遠路はるばる時間と交通費かけて来てますから。笑




店を出て、安堵から、店先の植え込みにケーキを置いて撮影、という謎な行動に出た私。
いえ、誰も見てませんから。笑


そしてこのケーキ、美味しかったですよー!

さすがの完成度、その美しさ。各層がきっちり同じ厚さに揃えられています。しかもまっすぐ。
しっとりした生地にココナッツの入ったバタークリーム、フロスティングはクリームチーズベースのクリーム。まわりにトーストしたココナッツがびっしり。

味も old fashioned を守りつつも、素材の良さと押さえた甘さで、かなり大ぶりのひと切れ、2人で食べて丁度いい、くらいの大きさですが、コーヒーと一緒に完食できそうでした。


さすがオプラ様。おいしゅうございました。笑




こうしてたくさんのお菓子に囲まれ、2日目の夜は更けていきました。
さて、明日は朝から遠征予定!
しっかり予習して寝ます!



ちょっと余談① benne seeds ~サウスカロライナ・チャールストン




スーパーが大好きなので、アメリカを訪れると必ずローカルスーパーとホールフーズを覗きますが、ここもちょっと好き、Walgreens。スーパーというよりドラッグストアですね。
チャールストンにも割と大きな Walgreens があり、チャールストン土産になるような食材も売っていました。

あれれ??写真をたくさん撮ってきたと思ったのに全然ありません。。
これですこれです、様々なローカル食材が並んでいました。

買ったのは豆いろいろミックス、オクラのスナック、チャールストンレッドライス。
そしてもう1つが、
今月の4月クラスでご試食のチョコレートムースに添えて皆様にお召し上がりいただいたBENNE WAFFERS


雷おこしのような、甘じょっぱい、懐かしい味わいでしたよね。
Benne Seeds というゴマのようなものが入っており、チャールストンを始めとした Lowcountry の味だそうです。


見た目も味わいも完全にゴマなのですが、由来は同じでも厳密には異なり、味わいもゴマより強く、苦みやえぐみを感じ、炒るとその傾向がさらに強まるそうです。
生の状態で、すでに炒った白ゴマのような茶色みがかった色合いなんだとか。
あれ?おかしいなぁ、スーパーで見た benne は思いっきり真っ白でしたよー。



1700年代初めに奴隷として連れて来られたアフリカ人たちが、red peas や Carolina Gold rice と一緒に船でアメリカ大陸に持ち込んだとか。「benne」という言葉も彼らの言葉だそうです。


最初は奴隷たちが庭先で育てて収穫し、スープ、シチューのコク出しのために使ったり、料理を香り豊かに仕上げたり、脂質やたんぱく質を補うために使っていたそう。

のちに農民が benne から抽出されるオイルに目を付け、これの大量生産に取り組んだ結果、よりマイルドな味わいの現在の sesame となったということです。

現在、チャールストン名物 benne seed wafers には普通に sesame が使われているものも多いとか。
 
ほぼ絶滅しかかった benne の原種の再生に取り組み成功し、販売している製粉会社があり、オイルを抽出した後の benne から benne cake flour なるものも販売しているよう。
おもしろいですね。


チャールストンを訪れるまでこの benne seeds というものの存在さえ知らなかったので、嬉しい旅先での発見でした。



辺りを散策 ~サウスカロライナ・チャールストン2日目⑥







一旦ホテルへ戻って休憩したところで、今度は南の方へ散策。
ホテルすぐ近くにanthropologieがあります。
消しゴム付きエンピツのディスプレイ、おもしろいですね^^
この空間に入ると女子度がアップする気がします。笑


あら、King St.沿い、スタバも街に溶け込んでる。


街中ヤシの木だらけです。



あ、ここだったのね。
Millers All Dayも食事をするのにリストアップしていたお店。
ドアを開けるとパイやケーキの並ぶカウンターが正面に。


結局ここでは食事出来なかったのですが、このお店ではHoppin’ Johnというお米料理を食べることができます。

ホッピンジョンはご飯の上に、煮込んだパンダ豆などの具材がのった南部料理、と認識していましたが、今回南部を訪れるにあたって改めて調べてみると、炊き込みご飯のようにしているタイプもあるのですね。使っている豆も様々。
もともとこのLowcountryエリアから南部全体に広まったようで、アフリカ料理に似たものがあるとか。
チャールストンの有名シェフは、「Carolina Gold Rice」と「 Sea Island red peas」を使うのが伝統的スタイル、と説明しているようです。

Lowcountryエリアならどのお店でも食べられると思っていたら、メニューにあったのはここくらい、かな。
なんと正月料理、だそう。その年の幸せと繁栄を願って食べるものらしく、日本でいうおせち料理のようですね。
その時期になるといろいろなレストランでもメニューに並ぶのかも知れません。


そこからぐるっと回ってさらに歩きます。

ここはかつて奴隷市場だったところが現在ミュージアムに。
多くの観光客が訪れていました。




そしてまた歩くことしばし。
リストアップしていたお店は美術館の中にありました。


あらら、、、思っていた感じと違うー。。。

ミュージアムの受付をはさんで反対側には、アメリカ唯一のティー・プランテーションの紅茶も扱うショップがあります。


再びCITY MARKETにやってきました。



先日訪れた食材の店に立ち寄り、グリッツを購入。


これが!手前の袋、ピンクのグリッツなんです!
赤いとうもろこしをひいたものなので、煮るとピンクになるんですって!

実はコレ、さきほどのMillers All Dayで売られていると思って立ち寄ったらなく、
このCITY MARKETで見つけてワタシ、小躍りです。笑

白、黄色、この赤、そして青、とミックスの5種のグリッツを扱っていました。
このGeechie Boy Millはローカルブランド。
後日訪れたマウントプレザントのホールフーズマーケットでも扱っていました。

あれ?このGeechieのサイトで直接買うとこんなに安いの!?
お土産店だからですかね、、私が買ったのは1.5倍くらいの値段でしたー。。


「JIMMY RED GRITS」、とあったので、お店のおばさんに、
「これはとうもろこしが赤いからレッドなの?それともトマトとかスパイスがすでに入ってるからレッドって書いてるの?」
確認しようと声をかけたところから話が広がり、
おすすめのグリッツ、調理法も教えてくれ、
「どこから来たの?」「あなたの名前は?」「それはどういう意味なの?」
と。

最後には、おばさんの大好きな日本のドラマの名前を3つ、メモに書き留めてくれました。
あとで検索するとNetflixの番組のようで、
「ん?そのタイトル、全部わからない。。日本の、、ドラマなのよね??」
「あら~!知らないの!?すっごくおもしろいんだから、絶対見て!!」


帰国前日にまたこの辺りを散策していると、
おばさん、外の道端に座りこんでマカロニかな?お昼ご飯中。

思わず声をかけてしばしお話。
「明日もう日本に帰るんだ~」
「声をかけてくれてありがとう!気をつけて帰ってね!」

おばさんと写真、撮れば良かった。。

サザン・ホスピタリティを心から感じたおばさんとの出会いでした。


そうそう、さきほどのグリッツの写真の上に写っているのがCarolina Gold Rice。
先述の地元シェフがこれを使うのが正式なHoppin' John、と言っていたそれです。


さて、一旦ホテルに戻って、この重ーーーいグリッツたちを置いて、笑、、
まだまだ早いので、再び散策へ出かけます。
そうだ、Williams Sonomaがあったんだった。今度はまた北の方へ向かって歩き出します!