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2018年4月26日木曜日

ちょっと余談① benne seeds ~サウスカロライナ・チャールストン




スーパーが大好きなので、アメリカを訪れると必ずローカルスーパーとホールフーズを覗きますが、ここもちょっと好き、Walgreens。スーパーというよりドラッグストアですね。
チャールストンにも割と大きな Walgreens があり、チャールストン土産になるような食材も売っていました。

あれれ??写真をたくさん撮ってきたと思ったのに全然ありません。。
これですこれです、様々なローカル食材が並んでいました。

買ったのは豆いろいろミックス、オクラのスナック、チャールストンレッドライス。
そしてもう1つが、
今月の4月クラスでご試食のチョコレートムースに添えて皆様にお召し上がりいただいたBENNE WAFFERS


雷おこしのような、甘じょっぱい、懐かしい味わいでしたよね。
Benne Seeds というゴマのようなものが入っており、チャールストンを始めとした Lowcountry の味だそうです。


見た目も味わいも完全にゴマなのですが、由来は同じでも厳密には異なり、味わいもゴマより強く、苦みやえぐみを感じ、炒るとその傾向がさらに強まるそうです。
生の状態で、すでに炒った白ゴマのような茶色みがかった色合いなんだとか。
あれ?おかしいなぁ、スーパーで見た benne は思いっきり真っ白でしたよー。



1700年代初めに奴隷として連れて来られたアフリカ人たちが、red peas や Carolina Gold rice と一緒に船でアメリカ大陸に持ち込んだとか。「benne」という言葉も彼らの言葉だそうです。


最初は奴隷たちが庭先で育てて収穫し、スープ、シチューのコク出しのために使ったり、料理を香り豊かに仕上げたり、脂質やたんぱく質を補うために使っていたそう。

のちに農民が benne から抽出されるオイルに目を付け、これの大量生産に取り組んだ結果、よりマイルドな味わいの現在の sesame となったということです。

現在、チャールストン名物 benne seed wafers には普通に sesame が使われているものも多いとか。
 
ほぼ絶滅しかかった benne の原種の再生に取り組み成功し、販売している製粉会社があり、オイルを抽出した後の benne から benne cake flour なるものも販売しているよう。
おもしろいですね。


チャールストンを訪れるまでこの benne seeds というものの存在さえ知らなかったので、嬉しい旅先での発見でした。