これもチャールストンへ行く数日前に知ったこと。
コカ・コーラを使ったケーキは南部では割とメジャーな存在で、私も知ってはいましたが、ここチャールストンのお店がそれで有名だったとは知りませんでした。
本国コカ・コーラの公式サイトにも紹介されています。
訪れたのは滞在ホテルの目と鼻の先、Jestine's Kitchen。
実はチャールストン入りしたその日に訪れていたのですが、電気は消され、椅子も机にあげられており、検索した情報によると閉業したとか。
レストランは閉業してもコーラケーキを売るケーキショップは営業中、とあったものの、そんな様子も全く見受けられず、なんとなく諦めていたのです。
ところが、数日後、前を通りかかると満杯のお客さんで賑わっています。
どうやらネットで閉業、と書かれているレストランもきちんと営業している様子。
私の訪れた日はたまたま休業日だったよう。
食事もしたかったのですが、なかなかお腹具合と調整つかず、先日のペニンシュラ・グリル方式、入口で「ケーキください」法で臨むことに。
店内はこんな様子。
アフリカン・アメリカンの奴隷として連れて来られた女性が仕えていた先の家族がオーナーで、彼女が得意料理をふるまう店としてスタートしたこのレストランは、
代替わりはしたものの、彼女の味を守り続け、
フライドチキンにカラードグリーン、マックアンドチーズにフライドオクラ、初日に乗ったタクシー運転手さんが「ソウルフードだよ」と言っていたまさにそのままのメニューが並んでいます。
うわぁチキン、美味しそう!
ここで買って、次に行くホテルで夕食に食べようかな、と思ったものの、増量した荷物が気にかかり、やはりケーキだけにすることに。
「コーラケーキを1ピース、持って帰りたいの」
「はい、ここで待ってて」
大柄で化粧っ気ない、白人女性の店員さんは厨房へ向かいました。
暫くするとアフリカン・アメリカンの店員さんが、
「お食事?誰かもう聞いているかしら?」と尋ねてきたので、
「ダイジョブ、もうケーキ頼んだから」
そしてやってきたのがこのケーキ。
どうぅわっ、甘そう!笑
なんだかジャリジャリしてそうなグレーズの上からさらにチョコレートソース。
下の生地にもその甘そうなグレーズが染み込んでいるようで、じっとりしています。
アフリカン・アメリカンの人たちの作るお菓子はまたぐっと甘いので、これもきっと、、
と、店の外のベンチに座りこみ、フォークでひと刺し、口へ運ぶと。。
どぅっぅううわっっ、あっま~~~~~!
えーっと、えーーっと、、喉を通って行かない。私がアメリカでお菓子を食べてきた史上、最強の甘さです。笑
美味しいとか美味しくないとかそういう次元の話ではありません。笑
ココア味のケーキですが、向こうからコーラの甘さが突進してくる感じ。甘さが体当たりしてきた!これは無理、食べられない。。
いいのいいの、思い出作り思い出作り。笑
いそいそとケーキを手提げに仕舞い込み、すぐそばのホテルへ戻りました。
さ、そろそろ移動しなければ!