ホテルに戻り、荷物の最終整理。
先ほど Cracker Barrel で購入したマグカップを預け入れのスーツケース、洋服と洋服の間に潜り込ませ、
あれ?今回の荷物、意外と少ないかも。
予備で用意しているもう1つのスポーツバッグにはまだスペースがあります。
あぁ、、、Marshallsでメラミンのお皿、小さいのとセットになっている方を買えばよかった。。
ちなみにあの大皿4枚セットが10ドル、小皿との8枚セットが17ドルでした。安っ。笑
スーツケースの上にスポーツバッグをのせ、チェックアウトのためにロビーのカウンターへ向かいます。
あら、昨日見かけなかった新しいお兄さんもいる。
チェックアウトを済ませると、
「あそこにシャトルバスの運転手がおりますからね」
「おおぉ!はい!ありがとう!」
約束した時間までまだ余裕がありましたが、運転手さん、すでにスタンバイ。
スーツケースを引っ張って小走りでおじさんの元へ向かいます。
「あ、待ってもらってたんですね、、よろしくお願いします!」
2つの荷物を受け取りひょいっと車に乗せて、私を座席に案内すると車は空港へ向けて走り出しました。
窓からはさっきの Cracker Barrel 。バイバーイ!
「ごめんね、ずっと待っててくれてたの?」
「いや、ちょうど前にやっぱり空港への送迎があって、休みながら時間調整してたんだよ。
きみは8時だろ。大丈夫だよ、そのつもりだったから」
「そうだったんだ、ありがとう」
「空港ってここからどれくらいかな?」
「すぐそばだよ、もう着くよ。飛行機会社は?」
「お、えと、ユナイテッドです」
「ユナイテッドのカウンターはここだから。じゃぁね。」
はい、もう着きましたー。笑
見知った風景。
アシュビルに着いた当日、夫婦を乗せて私の前を通り過ぎたタクシー、パイロットさん、CAさんが乗りこんだ車の様子が思い出されます。あの時は辛かった。笑
アシュビル地域空港。小さな空港です。
ガラス張りの建物からは航空会社のカウンターが外からでも見えます。待合席にも人影はほぼなく。
ここがユナイテッドのカウンターかな。
あ、あっちに人がいるから、あっちに行こう。
チェックインの機械を操作。予約番号を打ち込みますが、エラーが出ます。
あれ?イヤだよぉ、もうトラブルTT
再度チャレンジ。
やっぱりダメです。
そばにいた航空会社のお姉さんに
「すみません、この予約番号打ち込んでもダメなんです。。」
「あら、おかしいわね、えと、、」
「これなんですけどね、、、」
「あれ?ん???」
2人同時に気付きました。
私が予約していたのはユナイテッド、
チェックインしようと操作していた機械はアメリカン航空のもので、お姉さんもアメリカン航空の人でした。
2人で「アハハハ~」。
「ユナイテッドのカウンターはまだ人が来てないけれど、あっちよ」
「ありがとう!」
ユナイテッドのチェックイン機を見ると、
「預け入れ荷物のある方はこの機械でチェックインせず、職員にお尋ねください」
とあります。
職員さーん。。誰もいません。。
せっかく空港に早く来たのに、
中で買い物をゆっくりしたり、お茶飲んだりしようと思っていたのに。。
不安そうにウロウロする私を見かけた空港職員の男性が声をかけてきました。
「どうしたの?」
「チェックインしたいんだけど、職員さんが来なくて。。」
「便は何時発?」
「シカゴ行きで11時なんです」
「それだったら9時頃に職員がここに来るから大丈夫だよ、ここで待ってな」
「ありがとう」
みんな親切TT
まだ8時過ぎ。9時まで相当時間がありますが、ここすぐそこに見えるシナボンは、、今いらない。笑
スマホの充電をしながらとにかくボーーーーーっと過ごします。
60歳くらいのご夫婦がやってきました。
チェックイン機を覗きこんでいます。
おじさんがピコピコ操作していますが、
あれー、おじさん、そのおっきなおっきなスーツケースを預けるなら職員さん待ってないとー。
奥さんらしき人がご主人に何か言っています。
旦那さん、聞かずに操作を続け、印字されて出てきた航空チケットを掴みました。
ん?なんか揉めてる?笑
でもよかった、
同じく9時にやってくるであろう職員さんを待つ同士ができました。笑
いや話しかけるわけではないのですが、とりあえずは安心。
画面には、11時のシカゴ便は ON TIME と表示されています。
よかったよかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9時になりました。
ほぼその時刻ぴったりにユナイテッドの職員さんが現れました。
おぉー神!
8時からずっと待っていた私はチェックイン1番乗り。
シカゴ経由の羽田行き、シカゴから羽田はANA便ですが、
もちろん、アシュビル➠シカゴ、シカゴ➠羽田の両方のチケットを手配してくれ、
荷物も2つ、羽田まで手配してくれました。
ほっ。安心。
さて、買い物、何があるかな?アシュビル土産。
がびょーん、、なにもない。。
ちょっとしたカフェスペース、
機内を快適に過ごすグッズ、本、のほか、
アシュビルらしいお土産物、キーホルダーとペンと、ヘンテコなグラスと、
あ、なんとか、ローカルブランド、Imladris Farmのジャムを発見。
ダウンタウンのショップで買ったのですが、一応買い足しておこう。
ひぃ、あと、見るとこない。。
便って11時だよね。
ぽつーーーーーーん。。。
人は結構おり、皆、搭乗ゲート近くの椅子に座り、それぞれに時を過ごしています。
ポテトチップ食べてる率高し。笑
私のシカゴ便はオンタイム。
ん?嫌なものを見つけてしまいました。
朝の5:45のシカゴ行き、ユナイテッドが遅延しており、出発時刻が12:37って。。
あの便を予約しないでよかった。。。
怖いもの見たさでそちらの搭乗ゲートに行ってみると、カウンターにはたくさんの人が並んでいます。
座席には諦めきってヘッドフォンをして足を投げ出し、完全にリラックスムードで自分の世界に入り込んでいる人も。
皆慣れてるのね。。でもどうするんだろう。待ってるのか、それとも私たちの便に振り替えるのか。
自分の搭乗ゲートに戻り、座席に腰掛け案内ボードを見ていると、
こんな画面に切り替わりました。
あら、これおもしろい。
あのユナイテッドの便がアシュビルに到着すれば、あの便でシカゴへ向かうのね。
どうやらアシュビルに定刻に到着し、時間通りに出発しそう。
老夫婦に空港職員が、「おぉ!」と手を挙げて話しかけています。
知り合いかな?
その80代老夫婦はこれからメンフィスへ観光に行くんだよ、と話しています。
メンフィスね、、治安あまりよくないだろうに、2人で大丈夫か?勝手に心配します。笑
ゲートのカウンターから声が聞こえてきました。
「座席をお譲りいただけるボランティアを募集しております!」
イヤだよイヤだよ、絶対イヤだよー。。
あの朝の便の人でどうしてもっていう人を乗せてあげるのかな?
今日のシカゴ便、これの後はもうないでしょ?どうするんだろう??
ボランティアが見つかったのか、どうやら解決したもよう。
なんだったのかな?
搭乗時刻になりました。
よかった。もうシカゴにさえ着いてしまえばこっちのものだ!国際線が大幅に遅延したりキャンセルになったりすることはほぼないだろうし、
日本の航空会社だし、うん、もう安心。
修学旅行ばりのあの飛行機に乗り込みました。
、、とはいえ、
こうやって飛行機に乗り込んでから全く動かず、遅延を重ねた上にキャンセルになったのがチャールストン➠ダラス便。
満席のはずが、私の隣の乗客が来ません。
お、ゆったり座っちゃおうかな~、窓際に行っちゃおうかなぁ~、と、シートベルトをはずしかけたところへ隣人登場。
よく見ると、ユナイテッドのパイロットさんでした。
パイロット2名、CA1名、計3名の席を確保するためにボランティアを募っていたようです。
朝5:45の便を操縦するはずだったクルーでしょうか?
大きな大きな体の、パイロットの制服に身を包んだ男性は、申し訳なさそうに体を折りたたみ、私の横の席に座りました。
そしてこの人、すごいのが、シカゴまでの2時間超のフライトの間、
微動だにせず、握った両拳をそれぞれ太ももにあて、水一滴飲まず、目をつむったまま。
修行僧並みの強靭な精神力!
いやぁ、ここまでの精神力、集中力がなければパイロットなど勤まらないんだな、と妙に感心しつつ、私は隣でオレンジジュースをすすっておりました。笑
さて、ほぼ時刻通りにシカゴ、オヘア空港に到着。
お腹もすいてきました。何か食べるぞー!