ボルダーまでの1時間ほどの道中、いくつかバスストップがあるのですが、
途中で乗り降りする人が各停留所2~3人はいます。
みんながみんな、ボルダーを目指すわけではないのだなと見ていると、
自転車組は手前で降りていき、颯爽と愛車にまたがり、風を体に受けながら広がる平原に散らばっていきます。
別れと出会いを繰り返し?、やっと着きました、ボルダー!バスはスムーズで乗り心地も快適でした!
向かうはここも事前にチェック済みのこちら。クレオール料理店、Lucile's 。
なぜにボルダーでクレオール料理?
はい、私もそう思います。笑
クレオール料理については、ケイジャン料理との違いも含め、wikiに紹介されていますので、ご興味ある方はこちらを。
ざっくり言えば、南部の方の料理です。ざっくりと。笑
1980年の開店時、最初にシェフを務めた方がニューオリンズの有名レストランで修業した経験があったとか。
当時コロラドにはクレオール料理の店はなかったそうです。
今のシェフになってからも、その精神は引き継ぎつつ、新鮮な野菜、肉、魚介を使ってさらに料理に息吹を吹きこんだ、とのことで、
• "FIVE STAR REVIEW" - The Boulder Daily Camera
• "BEST CREOLE RESTAURANT" - Westword Magazine
• "BEST BREAKFAST IN BOULDER" - The Boulder Daily Camera
• "BEST BREAKFAST/BRUNCH" - Boulder Weekly Magazine
、と、数々のタイトルを手にしています。
店舗もボルダーを皮切りに、デンバー、近隣のフォートコリンズ、ロングモント、、と全部で6店舗あります。
この Lucile's はこれらタイトルからもお分かりのように、朝食、ブランチが評判、
なかでもビスケットが絶対のおススメだとか。
期待でワクワクしてきます!
週末の9時半過ぎなんて一番混んでいるのでは、、との心配通り、
外には人が溢れかえり、席が空くのを待っています。
写真を撮っている私のいる辺りが日陰なので、こちらにも3~4人グループが2~3組ほど。
中に入り、朝食を食べに来たこと、人数は1人と告げると、
「多分20分くらいで案内できるよ」「下の名前だけ教えて」「順番来たら呼ぶから」
こんなことは毎週のこと、いや毎日のことかも、
慣れたお兄さんは、次々やってくるお客さんを上手に丁寧にあしらい、案内していきます。
「○○~!」
呼ばれたのはそう、20~30分は待った頃でしょうか?
ニットの上からカシミアのあたたかいフード付きパーカー、さらにウルトラライトダウンを着ていても、日陰ですっかり冷え切った体。。
ボルダーはデンバーより一段階、寒い気がします。
席に案内されると、中はアメリカの一般家庭に招かれたような雰囲気。
寒いのに、メニューで目が止まったアップルサイダーを注文。笑
左右を見ると、皆、ニューオリンズ名物、このお店の大人気メニューでもある、ベーニェを頼んでいます。
それも気になるけど、、
やっぱりビスケットにグレービーでしょう、
8月クラスメニューだったし、ここのグレービーはどんなかな?と、
Carlin County
Chef Mickey’s sausage gravy on a buttermilk biscuit.
Served with red beans and grits.
を注文。
来ました!
こうなることを予想して、
「ここのfamous biscuit 1コは持ち帰りにするから、よろしくお願いね」
と伝えてありました。
上からソースがたっぷりかかっていては、ビスケット自体の味が分かりづらいのです。
フォークを刺すと、ビスケットはほろり崩れます。
うん!食べたことのないビスケット!!
これは是非、再現してみたい!!
今書いていて思い出しましたが、確か、ビスケットのミックス粉をお店で売っていたはず。。このときはすっかり忘れて買っていないのが悔やまれます。。
グレービーはスパイスの香りが私の好みではなかったのですが、
なにが美味しかったかって、このグリッツ!
甘いもので疲れ切った胃に染み込む、染み込む。笑
お粥のように優しい味わいで、グリッツばかりにスプーンが進みます。
南部のシュリンプ&グリッツも、こんな風に美味しいんだろうな~、
西部にいながらにして南部に思いを馳せます。笑
ここでもまた、半分も食べないうちにお腹はいっぱい!
後で調べたところによると、食欲が落ちる、すぐお腹いっぱいになる、というのも高山病の症状の1つだそうで。
もしかしたら軽く高山病になっていたのかな、と思ったり。
さ、いよいよ楽しみにしていたファーマーズマーケットへ向かいます!