サイトのお菓子やパンがあまりにステキで美味しそうで、ものすごく楽しみにしていました!
郊外の住宅街、地元の人の集うベーカリーカフェといった佇まいで、
PCを持ち込んでいる若者、友人たちとの団らんを楽しむ50代くらいの仲間同士、1人静かに新聞を読む男性、ランの途中で立ち寄った風の女性と客層はバラエティ豊か。
それほど広くない店内は、店の外観同様、白基調で日差しも入り込み明るく気持ちいい!
お!ショーケース!
テンションが上がります!
目移りするとはまさに!
もうもうどれもこれも美味しそうで選べません。
「こんにちは!テイクアウトで、コレとコレと、コレと、あ、コレもください!」
「あと冷たいコーヒーを」
「はい、コレ、コレ、あとコレとコレですね!
冷たいコーヒーは〇〇なんですがよろしいですか?」
ん?〇〇ってなんだろ??ま、いいか。「はーい、いいでーす」適当に応える私。笑
ボックスに詰められたお菓子を受け取り、コーヒーを待つことしばし。
しばし。
しば、、し。。。ん??
さきほど、普通のアイスコーヒーではなくて、というようなことを言っていたのですが、
それにしても、全くコーヒーが出てくる気配なし。
「写真撮っていいですか~?」
「もちろん!どうぞどうぞ!」
撮り終えた。
まだ来ない、コーヒー。
先ほど応対してくれていた女性ではなく、男性がやってきて、ショーケースのなかのお菓子を整理し始めました。
ん?と思って見ていると、スペースを作って、そこに新しいお菓子ののったお皿を置きました。
おぉ!それ、買う!!
持ってきたのはマドレーヌ。ライムとココナッツのマドレーヌでした。
「それくださーい!」
「はい」
お皿にマドレーヌをコロンとのせて手渡してくれました。
カウンターを見ると、「ご自由にどうぞ」と、レモンタルトが。
あぁ、これ、食べてみたかったんだ。
「コレ、いいんですか?」
「もちろんですよ、どうぞ」
とりあえず喉は乾ききっているけれど、このレモンタルトで潤そう。潤せるか?笑
ふむ、丁度いい甘さ。美味しい。
生地が変わった色だけど、ライ麦?でも味は特にはしないなぁ。
あー、このあと行くドーナッツ屋さんに先に行けばよかったかな、
あっちは売り切れゴメンの大人気店、ここまで来て売り切れです!って言われても、
もうここに来れる日にちはないかも、、しまったー、、
心の中で焦る気持ちがぐるぐるし始めた頃、
名前を呼ばれました。
コーヒー完成!
時間をかけて淹れてくれていたこだわりのアイスコーヒーのようだけれど、どんな味だろう。
お、おいしい!
コーヒーの香りが口の中で広がり、鼻に抜けていきます。
アイスコーヒーってこんなにおいしかったっけ??
これ、シェカラート、かも?
甘さはなかったと記憶しているのですが、そういえばカウンターにシェイカーがあったような??
エスプレッソに水と氷を入れてシェイカーをふって冷やしたものだったのかもしれません。
そういえばお腹すいた。
こっちのオレンジのバンズ、食べちゃおうかな。
もぐ。
ぐぐ、、美味しい!美味しすぎる!なんだこれ!?
クロワッサン生地でオレンジとスパイス香るシンプルなパンなのですが、
バターが香って、生地がさくさく!
ひぃ、、あっという間に1コ食べられちゃう!
おぉ?、ショーケースのラインナップがまた増えてる。おねーさんがエッグタルトを持ってきました。
アメリカでもエッグタルトか~、どんなだろ。
「このエッグタルトも1つください。
さっきの箱、、あ、ここのこの隅っこに入れてくれれば」
「ここね、はい」
「えと、いくらでしたっけ」
「いいですよ」
「ん?えと、、」
「代金、いいですよ」
「ええーーーーー!!ありがとう!!」
厚意は素直に受け取るタイプです。笑
なんだか1人でやってきたアジア人が懸命にお菓子を見つめ、写真を撮り、
わんさか買っている姿を見て、何か思ってくれたのでしょうか?
そういえばシカゴでも、2つのお菓子をどっちにしようか迷い、ようやく1つを選んだら、こっそりもう1つのお菓子もボックスに入れてくれて、
「今日はクリスマスで早じまいだから、いいの。食べて!」と。
アメリカ人ーーーTT
写真もいっぱい撮らせてくれて、
のんびりさせてくれて、
ほんわかさせてくれて、
お菓子もくれて、
本当にありがとう~~!!!
という気持ちを込めて、バイバーイ!と店を後に。
そして、ドーナッツ、残ってますようにー!!と、ドーナッツ店へ急ぎ足で向かいます。