日が長いので4時を過ぎてもまだまだお昼過ぎのよう。
強い日差しのなか、次に向かったのは、こちら。
ん?バー??
いえいえ、ここは、
お酒ももちろん飲めますが、パイのお店も兼ねています。
Green Russell 内の Wednesday's Pie。
このお店を経営する Frank Bonanno は、デンバー市内で多店舗を経営、展開するシェフ。
デンバーのビジネススクールを経て、料理への気持ちを抑えられず、NYの料理学校へ行きました。
ニュージャージーで育った幼い頃の彼は、
シチリア系のおばあさんが作ってくれたお菓子やパスタの香りに包まれ、
お母さんとはジュリア・チャイルドのレシピを試し、
毎週末には家族とNYのレストランで食事をしていたとか。
そういった幼いころからの恵まれた環境、全ての経験が今の彼を作り、そして今の彼のレストランに生かされていると、自身で書いています。
ここはいわゆるお菓子屋さん、ではないのでショーケースはなく、パイのメニューは口頭で伝えられ、
そして注文すると、奥からカットしたピースやホールのパイを持ってきてくれます。
今日のパイは、
■コロラドピーチ・コブラーパイ
■ストロベリー・ルバーブパイ
■アップル・キャラメルパイ
の3種。
全て1ピースずつお願いすると、待っている間このカウンターで、サービスのお水を出してくれました。
「お待たせ~!」
ワワ!大きな箱にカットしたパイが1つずつ。
ものすごくかさばりますが、でも帰る道中に箱が揺られても味が混ざらない、嬉しい気遣い。
箱にパイのかけらがついていたりするのはご愛嬌~。
たっぷりの生クリームとともに、大ぶりにカットされたパイがどどーん!
3つで20ドルほどなので、まぁまぁそこそこのお値段。
このお店のは、パイ、と言ってもフランス菓子で言うブリゼ生地に近いかな。
サクサクのバター香るいわゆるパイ、ではなく、ショートブレッドのような、ザクッとした厚めの生地。
パイによってフチのあしらいも変えているところが素敵です。
スパイスがかなり効いていたり、甘みを殆どつけていなかったり、大人向けのパイ。
ふわりモフモフの生クリームも甘みは殆ど感じられません。
焼き込むと出てくるフルーツのジュースがとろみ、というより粘り、に感じたところが印象に残りました。
さぁ、この真向かいにもう1軒、評判のパティスリーがあります。
かさばるパイを携えて、いざ!