※ちなみに毎度のことですが、
私の旅行記は自分にとっての記録でもあるので、かなり細かいエピソードも盛り込み、
長いですので、適度に読み飛ばしてくださいね^^
チャールストンの街では、CARTAという公共交通が走っており、
空港からダウンタウンへはEXPRESSというバスに乗ると20分ほどで到着します。
いつも公共交通使いまくりの私のアメリカ旅なので、今回もCARTAの路線、時刻表、全てチェック済み。
ダウンタウン行きのXP4は1時間に1本。
中途半端な時間に着いてしまったのと、
ヤシの木と生あたたかな気候が気持ちを緩めさせ、
1人では乗ったことのないアメリカのタクシー、乗っても大丈夫かも、と思い始めました。
車を誘導しているおじさんに、
「ダウンタウンのホテルに行きたいんだけど、タクシーは?」
と聞くと、
「あっちの、僕と同じ服着てる男性に聞いてみな、彼がタクシー担当だから」
「サンキュー」
「タクシー乗るのかい?
ダウンタウンのホテルへ行くならシャトルバスも出てるよ。
タクシーだと〇マイルで35ドル、シャトルバスなら14ドルだけど、乗り合いだからちょっと待ってもらうけどね」
「早いのはタクシー、だよねー?」
「タクシーだね、じゃ、ここで待ってて」
うしろから品のいい60代くらいの夫婦連れが、私と同じようにシャトルとタクシーの説明を受けています。
「私たちはシャトルにします」
んん!?あなたたち、シャトルに乗るの?
じゃ、私も乗る!あなたたちいるなら安心!!
「私もシャトルにしようかなぁ~」
「あなたはタクシーって言ったでしょ、もう来たよ、タクシー。ほら、はい。」
「(ありゃりゃ)はぃいぃいぃ。。」
ウワ、体がめちゃめちゃおっきくてあまり愛想のないアフリカン・アメリカンのお兄さん。。
ちょっとコワイ。。。
仕方ない、もう乗るしかない。。
「(紙を見せながら)ここのこのホテルへお願いします」
「はいよ」
「チャールストンへは初めてかい?仕事?それとも観光?」
「初めてで、観光なんです。料理の仕事をしているので南部料理を食べたくて」
「へー。どこから?」
「東京。あなたは出身は?ずっとチャールストン?」
「人生ずーーーっとチャールストンだよ」
「いいなぁ。どんな料理が好きなの?」
「やっぱりソウルフード。ソウルフードって分かるかい?
フライドチキンにカラードグリーン、それにマックアンドチーズ。
あぁぁ、、食べたくなってきたよ」
「アハハ」
「それで食べたものを自分で作ってみて教えるのかい?」
「そうなのそうなの」
「料理ってさ、ちょっとした秘密の材料とかあるじゃないか、それもちゃんと教えるの?」
「そりゃ教えるねぇ」
「日本じゃ(成田)空港からダウンタウンへタクシーで行ったら遠いからものすっごくお金かかって、リムジンバスとか電車とかで移動するんだよ。それでも1時間とか」
「そりゃタクシー乗ったら大変だな。お金かかるな。」
なんてたわいもない会話をしているうちに、だんだん緊張もほぐれてきました。
「実はね、アメリカへは何度か来たことあるけど、タクシーに乗るのは初めてなんだ」
「へー、そうなの?」
「だからアナタが私の最初のタクシードライバーだよ」
「アハハ、そりゃ光栄だな」
なんてところでホテル着。
最初のドライバーだから、ってことで、おまけはしてくれないのね。笑
チップ込みで45ドルほどだった、かな。
途中、バスで来たら降りるはずだったターミナルが見えましたが、
よかった、バスで来ないで。ホームレスのような人が何人もウロウロしています。
そこからまた違うバスに乗り継ごうとしていましたが、停留所も違うようで、本当によかった、バスに乗らないで。
着いたホテル、なんだかペンションみたいな外観。
ん?大丈夫か?笑
でも割とよさめのホテルを予約したので、中はキレイなはず!
いざ、チェックインへ!