1コ目が、Omni Paker Restaurantの元祖ボストンクリームパイ。
ベリーのソースやアングレーズソースにホイップクリームもついて出てきました。
トップのチョコはバリッと固く、サイドにはダイスのアーモンド。
ケーキ生地は少し目が粗く、クリームもボテッという少し粗野な食感。
甘さはかなり抑え目に作られていました。
ダイスのアーモンドはほとんどトーストされていないのか、香ばしさは全くなく、
口の中に少しもごもご残る感じかな。
甘めのホイップクリームやソースをつけて食べると、
味わいが変化して、最後まで飽きずに食べることができました。
次に食べたのが、ノースエンドのベーカリー modern pastry で買ってきたもの。
これがおいしかった~~~!
日本人が作ったような丁寧で上品なケーキでした。
カップケーキのように仕立ててあり、中の生地をくり抜いたところにカスタードクリームが。
生地はふわふわのジェノワーズ、クリームもフランス菓子の手法で作られた味で、
グレーズは、私がダロワイヨにいた頃に使っていた、ショコラのグラサージュとそっくりでした。
う~ん、これはぜひ再現してみたい!
そしてラストが Flour Bakery のもの。
Flour Bakeryについてはまたあとの記事でしっかり書いてまいりますね。今回の旅の目的もここを訪れることが1番にありましたから^^
これ、とっても好きな味でした!
シェフがフランス菓子の修業をしているので、これこそフランス菓子の手法で丁寧に作られた味。しかも甘さはかなり抑え目。
結構な大きさなのですが、とろけていくような軽い味わいと口どけで、1コぺろっと食べられてしまいます。
正統なボストンクリームパイ、というよりも、シェフが自分の味付けを加えたオリジナルと言った方がよいかな。
生地はふわふわ、クリームはディプロマットですね、カスタードクリームに泡立てた生クリームが結構入っています。
上にかかっているグレーズはチョコレートを使っていますが、Omniのものとは全く違い、生地に沿う柔らかさを持っています。
そしてなんといっても違いは、うっすら、ほんのうっすらとコーヒーのシロップが生地にうってあること。
一口食べた時に、ん?オペラ?と思ったのですが、
食べ進めていくとそのコーヒーの味わいはほぼ感じられなくなってきます。
断面を見ても、そのシロップの色は殆ど分かりません。
実際、このケーキが好きで何度も食べている、という方とお話ししましたが、
パティシエの方ではないので、コーヒーシロップの存在には全く気付いていらっしゃいませんでした。
「次回、チョコ部分はのぞいて、下の生地とクリームだけで食べてみます!」とおっしゃっていました^^
ボストンクリームパイはマサチューセッツ州の公認デザートに選ばれているだけあって、ダンキンドーナツのボストンクリームも含めれば、だいたいのお菓子屋さんに、自分なりのアレンジを加えたこのケーキが置いてありました。
私が以前クラスでご紹介したのは、しっかりした生地に合わせて濃厚なカスタードクリームに仕立てたものでしたが、また新しいボストンクリームパイを作ってみるのもいいな、と思いました。ぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです♪