本日で予定しておりました8月【本科】パイナップル・アップサイドダウン・ケーキクラス、
全日程を無事終了いたしました。
暑い中、ご参加くださいました生徒様、本当にありがとうございました!
トップの写真はご試食メニューのパイナップル・アップサイドダウン・パンケーキ。
これはM様の盛り付け^^
ダイス状のパイナップルを焼き込んだパンケーキと、
ホイップド・ブラウンシュガーバター、バニラ・クリームソース、
そこへフレッシュパインを散らして。
ナッシュビルで買ったアルティザン系チョコレートもお召し上がりいただきました。
さて、実習していただいたケーキのほうも、ご試食の間に焼けてきましたよ~。
あら、ちっちゃくかわいく写っていますが、しっかり4~6名様分のファミリーサイズです^^
1台だけ、ピロっと型を逆さまに取り出したところを。
今回は紀ノ国屋さんで買ってきた
フレッシュパイナップルをカットして、ピーカンナッツを合わせて。
パイナップル・アップサイドダウンケーキはもともと、
パントリーにあるパイン缶を使ったのが始まり。
ドール社がハワイのパイナップルの缶詰化に成功し、アメリカ本土へ渡るようになった1900年代の初めの頃です。
ですので、もちろん缶詰を使っていただいてOK、
そのほうがいつでも作れますが、
せっかく流通の素晴らしい現代、フレッシュでジューシーで甘~いパイナップルを使う方がずっとずっと美味しいです。
缶詰の輪切りパインの真ん中に、
これもまた1900年代初め、同じ頃に瓶詰め化に成功したマラスキーノチェリーを配置、というのがビジュアル的には王道ですが、こういう姿もアリです^^
しかも今回、パインは厚切り。
生徒様が、
「あの缶詰みたいに薄くしなければいけないと思っていました」とおっしゃっていましたが、
いえいえ、好きにぶ厚く、そして、薄いのと組合せたりしながら、
食べるところによって味わいを変えて楽しめるのも家庭のお菓子の魅力。
焼き上がったケーキをカットして、場所によってパイナップルの量が大きく違うものをベーカリーが商品としてお店に並べるわけにはいかないですからね^^
パティスリー&ベーカリーのお菓子、
ア・ラ・ミニットなレストランのデザート、
家庭のお菓子、
同じ「パイナップル・アップサイドダウンケーキ」でも、そのフォルムやデザインを自在に変えて楽しめるのです。
私だったら、
ベーカリーだったらこういう風に、レストランだったらこんな感じに、
こんな型だったらこんな風に作ります、なんてお話しもさせていただきました^^
ちなみにこれでレイヤーケーキも作れますよ☆
いつでも、クラスで作ったものと全く同じに作らなければ!では、お菓子作りの楽しさも半減。
こうしたいときはこうすればいい、というコツとポイントを押さえれば、
時間がないから今日はマフィン型で、
レシピにあるバニラビーンズは今、高いから今日はレモンの皮を、
と、クラスでお伝えしたポイントを噛みしめ、
生徒様なら、自在にお作りになれるはず^^
ぜひ、フレッシュのパイナップルが美味しい今、モリモリ焼いてくださいね!
来月はパウンド系ケーキの最終回、
トリプルシトラスケーキです。
レモン、ライム、オレンジを焼き込んで、さわやかでしっとりしたお菓子をローフ型を使って作ってまいります!
詳細はまた改めましてご案内させていただきますね!
お菓子がますます美味しくなる秋を控え、来月の just baked! もぜひお楽しみに~!
試作フォトより |
試作フォトより |