シカゴのオヘア空港につき、ホテルへ移動、チェックインしてから向かったベーカリーは brown sugar bakery。このお店の話は①ですでに書いておりますが、そのあと北上して向かったのがここ、Jim's Originalです。
Jim's Originalはイリノイ大学のほど近く、ブルースの聖地と言われるmaxwell st.のそばにあるホットドッグスタンド。
スタンドとはいえ、間口の広くこんなに立派。なんと24時間営業です。
場所柄か、お店で働く人も来るお客さんもアフリカン・アメリカンの方ばかり。
近づき覗いてみると、わぁ、作ってる作ってる!
さぁ、どれにしよう~!
シカゴのホットドッグはシカゴスタイル、と言われる独自のもので、何が特徴的かと言えば、ケチャップを使わないこと。
けしの実のついたドッグロールに極太ポリッシュソーセージ、トマトスライスやレリッシュをはさみ、
その上からダイス状の玉ねぎをぱらぱらっ、そしてマスタード、というのが一般的。
でもこのJim's Originalは、ドッグロールにマスタード、ポリッシュソーセージにソテーした玉ねぎ、スパイシーなホットチリのみというシンプルスタイル。注文するとすぐ目の前で作ってくれます。
私がオーダーしたのは100%ビーフ。ひと口噛むと肉汁が溢れ出し、ソテーされた玉ねぎの甘みとチリのスパイシーさとが合わさりとっても美味しかった~!
1940年代からこのスタイルというホットドッグ、maxwell st.のミュージシャンたちも当時同じコレを食べていたのかな、なんて想像しながら食べるとまた格別です!
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maxwell st. |
さきほど、「お客さんもアフリカン・アメリカンの方ばかり」と書きましたが、
シカゴは、これまで訪れたアメリカの都市よりも強く、エリアによって集う人種がはっきり分かれているように感じました。
周遊観光バスに後日乗った時にナビをしてくれたお兄さんが「シカゴスタイルのホットドッグ、どこのお店の食べたの?」と聞くので「あの有名なJim's Originalで食べたよ、maxwell st.近くの」と答えると、「ん?知らない、そっちには行ったことないなぁ」と言いました。
老舗のお店でもありますし、まして観光案内を仕事にしている青年、たまたま知らなかったのかもしれませんが、アフリカン・アメリカンの人が多く集うそのエリアには行かないから、なのかなとも思いました。
「僕がいつもいるのはね、、」と彼が言ったのはシカゴの北に位置する、いわゆる白人の人、富裕層の多く居住するエリア。彼の勧めるお店もほぼ北部のエリアでした。
この後もそんなこんなを考える場面が多くある今回の旅ですが、
さぁ、しっかり塩味のものも食べたところで、笑、、次のベーカリーを目指します!