年が明けての第1回目のクラスは、研究科のポートランドクラスでした。
メニューはジャムたっぷりのビスケットとメイヤーレモンのパイ。
どちらもいつものビスケットやパイとはまた違って華やかに見えても、ええ!?というくらい手軽にできてしまいます。
このビスケット、焼き立ては、外はカリッとサクッと、中はふんわり、本当に美味しいビスケットで、今回はホールの冷凍ブラックベリーを使って作ったジャムを詰め込みました。
このジャムがまた美味しいんです!ベリー、レモン、砂糖、だけのまじりっ気なしの味です♪
最初からジャムがのっているのでピクニックやお弁当にもぴったりなのです、
デュクセルやホワイトソースなんか詰めてみてもいいかもしれないですね、
なんてお話しもクラスで。立派なおかずパンになりますね。
さて、もう1つのパイの写真をうっかり撮り忘れましたが、、皆さん、キレイに焼き上がりましたよ!
おうちに帰られた生徒様から早速、ホールの半分を食べちゃいました!と嬉しいご報告もいただきました。
メイヤーレモンを普通のレモンに置き換えて全く同じレシピで作ることができるのですが、というより、普通のレモンを使う方がいわゆるshaker lemon pieなのですが、
お味は断然メイヤーレモンをおススメします。
あの独特のピリッとしたスパイスのような香りと味わい、
よくメイヤーレモンの代用にオレンジとレモンを半分ずつ使って、という記述も見かけますが、いやいや、まったくの別物です。
ちなみにshaker lemon pieは、シェーカー教徒に作られてきたレモンパイということでその名がついています。
シェーカー教徒は、キリスト教クェーカー教徒の中でも、祈りの時に震えるのでshaking quaker、でshakerと言われるようになったと何かで読みました。
簡素な生活スタイルをとるクェーカー教徒。シェーカー教徒も同じでした。
クラスではクェーカー教徒のお話を詳しくさせていただきましたが、ここでは割愛して。。
中西部に居住していた彼らが当地で栽培することができなかったレモンはもちろん貴重品。
織物など自分たちの手で作った製品を売るためにミシシッピ川を下り、
輸入品の届く南部の港でレモンを入手して、大事に持ち帰ったそうです。
そんな大事なレモンですから、彼らは、今の時代のように、レモン汁だけ絞って、皮をすりおろして、なんてもったいない使い方はしません。丸ごと使います。
シェーカーレモンパイは、そんな彼らが作ったからこそ、丸ごとレモンのパイなのです。
丸ごとですので、独特の苦みがあるのですが、それがまたいいのですよね、味わい深くて。
今回は、random orderというポートランドのパイのお店で食べてきた味をそのままに再現しましたので、あ、再現できたと自負しつつ、笑、、
フランス菓子を食べ慣れている方にとっては、え!?というザクザク食感のパイ生地です。私のお気に入り生地ナンバーワンです!
国産がスーパーでたくさん並んでいますので、ぜひこの季節にシェーカー・メイヤーレモンパイ、何度も焼いてくださいね!
今月クラスもご参加くださいました生徒の皆様、ありがとうございました!
次回はシカゴクラス、これまた危険を冒して、笑、、乗り込んだサウスサイドのベーカリーの味を再現したキャラメルソースのパウンドケーキです。
もう1品はちょっと北へ向かったエリアにあるかわいいベーカリーで食べたプレッツェルの入ったチョコクッキー。
開催日はHPにご案内しておりますように、2月20日(土)、23日(火)開催となります。研究科生徒の皆様へのご案内は追ってお送りいたしますが、お申込みは随時受け付けております。
どちらのお菓子もぜひお楽しみに!
さて、今週はいよいよ【本科】クラスがスタートします!
バレンタイン向けにもなるよう、チョコレートを使ったパイでスタートすることにいたしました。
お申込み下さいました皆様、ぜひ楽しみになさっていてくださいね。
お会いできますことを楽しみにしております!